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製薬業界 きょうのニュースまとめ読み(2020年4月13日)

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サノフィ 寒冷凝集素症治療薬sutimlimabを日本で申請

サノフィは4月13日、抗補体(Cs1)抗体sutimlimabを寒冷凝集素症の適応で国内申請したと発表した。寒冷凝集素症は、補体経路(免疫系の一部)が正常な赤血球を誤って破壊する自己免疫性溶血性貧血。申請のもととなったグローバル臨床第3相(P3)試験では、溶血の抑制と治療開始後1週間以内の貧血・疲労の改善が確認された。

 

第一三共 視覚再生の遺伝子治療薬、名古屋工業大と共同研究

第一三共と名古屋工業大、三菱UFJキャピタルは4月13日、視覚再生のための遺伝子治療薬に関する共同研究を始めたと発表した。同大が第一三共の創薬共同研究公募プログラムで見出した光応答性タンパク質の視覚再生への応用可能性をもとに、網膜色素変性症で視力を失った患者に対する遺伝子治療薬の実用化を目指す。研究を行うために新会社OiDE OptoEyeを設立し、三菱UFJキャピタルが運営するOiDEファンドが共同研究に必要な資金を全額出資。3年間の共同研究で目標を達成した場合、第一三共はOptoEyeの全株式を買い取り、自らのプロジェクトとして研究開発を進める。名古屋工業大には対価として販売後のロイヤリティを支払う。

 

ヘリオス、HLCM051のP2試験に新型コロナ肺炎患者を組み入れ

ヘリオスは4月13日、開発中の体性幹細胞再生医薬品HLCM051について、日本で行っている急性呼吸窮迫症候群(ARDS)を対象としたP2試験に、新型コロナウイルス(COVID-19)肺炎由来のARDS患者の組み入れを開始すると発表した。同一試験内に評価対照群(コホート)を追加し、COVID-19由来肺炎を原因とするARDS患者約5人で安全性を検討する。

 

小野「オプジーボ」韓国で食道扁平上皮がんへの適応拡大が承認

小野薬品工業は4月13日、免疫チェックポイント阻害薬の抗PD-1抗体「オプジーボ」(一般名・ニボルマブ)について、韓国で進行・再発の食道扁平上皮がんへの適応拡大が承認されたと発表した。フッ化ピリミジン系薬剤やプラチナ系薬剤を含む化学療法に不応または不耐の根治切除不能な患者が対象。韓国では悪性黒色腫を対象に2015年に発売され、これまでに腎細胞がんや尿路上皮がん、非小細胞肺がんなどで承認されている。

 

東洋紡、新型コロナ検出キットを研究機関向けに発売

東洋紡は4月13日、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)検出キット「SARS-CoV-2 Detection Kit」を、新型コロナウイルス感染症に対する治療薬やワクチン、消毒液を開発する研究機関向けに発売したと発表した。東洋紡独自の遺伝子増幅酵素を使って、従来のPCR法では約2時間半以上かかるウイルスの抽出と増幅・検出の工程を大幅に短縮。最短56分で測定できるという。東洋紡は今後、同社の全自動遺伝子解析装置「GENECUBE」用の診断薬の開発を進める。

 

AnswersNews編集部が製薬企業をレポート

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