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製薬業界 きょうのニュースまとめ読み(2020年4月8日)

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「デエビゴ」「リンヴォック」など22日に収載

中央社会保険医療協議会(中医協)総会は4月8日、エーザイの不眠症治療薬「デエビゴ錠」やアッヴィの関節リウマチ治療薬「リンヴォック錠」、日本たばこ産業(JT)のアトピー性皮膚炎治療薬「コレクチム軟膏」など新薬9成分14品目の薬価収載を了承した。4月22日に収載する。ピーク時に100億円を超える売上高を予測するのは、デエビゴ(178億円)、リンヴォック(283億円)のほか、バイエル薬品の前立腺がん治療薬「ニュベクオ錠」(182億円)、MSDの抗真菌薬「ノクサフィル錠」(112億円)の4成分。(詳しくはトピックスで)

 

中外「アクテムラ」新型コロナを対象に国内P3試験を実施へ

中外製薬は4月8日、抗IL-6受容体抗体「アクテムラ」(一般名・トシリズマブ)について、新型コロナウイルス肺炎を対象に国内で臨床第3相(P3)試験を行うと発表した。試験は重症の入院患者が対象で、医薬品医療機器総合機構(PMDA)に治験届を提出した。今後、試験の詳細を確定し、早期の患者登録の開始を目指す。海外では、米国やカナダ、欧州などで重症の入院患者約330人を対象としたP3試験を親会社のスイス・ロシュが開始している。

 

ファンベップ、アンジェス・阪大の新型コロナワクチン開発に参画

大阪大発スタートアップのファンベップは4月8日、同大とアンジェスによる新型コロナウイルス向けDNAワクチンの共同開発に参画すると発表した。同社は阪大の研究成果であるアジュバント様作用を示すペプチド「AJP001」の開発を行っている。新型コロナウイルスに対しては、AJP001またはAJP001とエピトープ(新型コロナウイルスの一部の抗原ペプチド)を結合した「抗体誘導ペプチド」をDNAワクチンに併用投与する共同研究を実施。有効性の向上や投与量・投与回数の減少を目指す。

 

「現時点では医薬品供給に影響ない」COVID-19でEFPIA Japan

欧州製薬団体連合会(EFPIA Japan)は4月7日、会員企業の日本への医薬品供給に対する新型コロナウイルス感染症の影響について「現時点において日本への医薬品の供給に影響がないことを確認している」との声明を発表した。一方で「状況は流動的で、世界規模のパンデミックにおいて不確実性は避けられない」とも指摘。「情勢を十分注視し、オープンかつ継続的に厚生労働省との連携を続けていく。全世界的なサプライチェーンへの影響についても引き続き注視していく」としている。

 

MSD、医療従事者からの問い合わせ対応にAIチャットボットを導入

MSDは4月8日、医療従事者からの問い合わせ対応にAIチャットボットを導入し、オンコロジー領域で運用を開始したと発表した。チャットボットには、抗PD-1抗体「キイトルーダ」の安全性や承認済みの適応症などに関する約1500件の想定問答を登録。今後、同薬に関する想定問答を充実させるとともに、ほかの疾患領域に広げるなど機能を拡充していく。

 

メディパルHD「広島ALC」が完成、5月稼働へ

メディパルホールディングスは4月7日、子会社エバルスの高機能物流センター「広島ACL」(広島市)が完成したと発表した。5月に稼働を開始し、広島、島根、山口の3県の一部をカバー。稼働当初の年間出荷額は約500億円を予定している。設備投資額は総額約24億円。

 

AnswersNews編集部が製薬企業をレポート

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