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製薬業界 きょうのニュースまとめ読み(2020年4月1日)

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第一三共 米社から遺伝子治療薬の製造技術導入

第一三共は4月1日、米ウルトラジェニクス・ファーマシューティカルが保有する遺伝子治療薬の製造技術を非独占的に利用する契約を結んだと発表した。導入するのはアデノ随伴ウイルス(AAV)ベクターを使った製造技術で、第一三共は2020年代半ばまでにAAV遺伝子治療薬の治験薬の製造を開始する予定。第一三共は対価として、契約締結時に1億2500万ドル(約133億円)、技術移転成功時に2500万ドルを支払うほか、同技術で製造した製品の販売ロイヤリティを支払う。加えて、ウルトラジェニクスに7500万ドルを出資する。

 

富士フイルム富山化学「アビガン」新型コロナのP3試験開始

富士フイルム富山化学は3月31日、抗インフルエンザウイルス薬「アビガン」(一般名・ファビピラビル)について、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)を対象とした国内臨床第3相(P3)試験を開始したと発表した。生産はすでにスタートしており、増産の準備も進めている。同社は「国内外のパートナーと連携体制を構築し、増産を加速させる」としている。

 

武田、役員報酬に「クローバック」導入

武田薬品工業は4月1日、重大な決算の修正や不正行為があった場合に役員報酬を返還させる「クローバック」を導入すると発表した。対象は、決算の修正や不正行為があった年度を含む過去4年間に社内取締役ら役員が受け取った報酬で、2020年度から賞与と長期インセンティブに適用される。

 

エーザイ 生化学工業の変形性関節症治療薬を中国で開発・販売

エーザイと生化学工業は4月1日、生化学が創製した変形性関節症治療薬「SI-613」(ジクロフェナク結合ヒアルロン酸)の中国での開発・販売で提携すると発表した。両社で共同開発し、承認取得後は生化学から製品供給を受けたエーザイが販売。開発費用は折半し、エーザイは契約一時金と開発・販売マイルストンを支払う。国内では今年1月に生化学が申請済み。

 

米アムジェン 日本での単独展開をスタート

米アムジェンは4月1日、アステラス製薬との合弁会社アステラス・アムジェン・バイオファーマ(AABP)を完全子会社化し、社名を「アムジェン株式会社」に変更したと発表した。アステラスが保有していたAABPの株式(発行済み株式の49%)を買い取った。AABPは2013年の設立以来、高コレステロール治療薬「レパーサ」、急性リンパ性白血病治療薬「ビーリンサイト」、骨粗鬆症治療薬「イベニティ」を発売。アムジェンは今後、日本での事業を単独で展開するが、3製品は今後もアステラスが流通・販売を担当し、両社でコ・プロモーションを行う。

 

東邦HD 医薬品冷蔵庫の温度管理プラットフォーム、取り扱いを開始

東邦ホールディングスは4月1日、トッパン・フォームズが開発した医薬品廉造個の温度管理プラットフォーム「オントレイシス クラウド」の取り扱いを始めたと発表した。同プラットフォームは、医療機関内の複数の医薬品保管庫の温度を自動で計測・監視できるシステム。廃棄の削減や管理の省力化が期待できるという。

 

アルフレッサ、エクスメディオと資本業務提携

アルフレッサホールディングスは3月31日、エクスメディオと資本業務提携を結んだと発表した。エクスメディオが展開する医師向け情報共有プラットフォーム「ヒポクラ×マイナビ」を得意先に紹介するとともに、新サービスを共同で開発。エクスメディオの発行済み株式の15%を取得する。

 

GHIT Fund、患者アクセス推進へUnitaidと協力

グローバルヘルス技術振興基金(GHIT Fund)は3月31日、感染症対策を支援する「国際医薬品購入ファシリティー」(Unitaid)と協力枠組みの締結に合意したと発表した。グローバルヘルスのニーズの解決に寄与する製品や技術への患者アクセスを加速させることなどを目指す。

 

AnswersNews編集部が製薬企業をレポート

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