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製薬業界 きょうのニュースまとめ読み(2020年3月30日)

更新日

 

塩野義 中国の保険大手と資本業務提携、顧客データ利用し新薬開発

塩野義製薬は3月30日、中国の保険大手「中国平安保険集団」と資本業務提携すると発表した。自己株式635.6万株を約335億円で譲渡するとともに、両社で合弁会社を設立。中国平安保険の顧客基盤から得られるヘルスケアデータを活用した新薬開発や、AI技術を使った製造・品質管理システムの構築、販売・流通プラットフォームの構築などを共同で進める。

 

第一三共、CAR-T細胞療法を国内申請

第一三共は3月30日、CD19を標的とするキメラ抗原受容体T細胞(CAR-T細胞)製品アキシカブタジン シロルーセルを日本で申請したと発表した。適応は「再発または難治性のB細胞リンパ腫」。米ギリアド・サイエンシズ子会社の米カイト・ファーマから国内での開発・製造・販売権を取得したもので、承認されれば「キムリア」(ノバルティスファーマ)に続いて国内2製品目のCAR-T細胞療法となる。

 

小野、スイス・ヌマブとがん免疫の創薬で新たな提携

小野薬品工業は3月30日、スイスのヌマブ・セラピューティクスとがん免疫領域での多重特異性抗体の創製に向けた創薬提携契約とオプション契約を結んだと発表した。両社は2017年3月に創薬提携を結んでいるが、今回の契約はそれとは異なる組み合わせの標的分子を対象としている。小野は創製された新薬候補抗体について、全世界で独占的に開発・商業化するオプション権を獲得。契約一時金と開発・販売マイルストンとして最大2億6000万スイスフラン(約300億円)を支払うほか、売上高に応じたロイヤリティを支払う。

 

ファイザー「エンブレル」の自己注射支援資材、患者から直接申し込みを受け付け

ファイザーは3月30日、関節リウマチ/若年性特発性関節炎治療薬「エンブレル」(一般名・エタネルセプト)について、自己注射サポート資材の配送依頼をオンラインで患者から直接受け付けるサービスを始めたと発表した。同社はエンブレルを使用する患者に、スターターキットや使用済み注射の廃棄ボックス、患者指導箋を配送しているが、これまでは主治医が署名した申込み用紙を郵便やファクスで送るか、主治医や医療関係者がMRを通じて申し込む必要があった。

 

持田 30億円の特損計上、通期予想を下方修正

持田製薬は3月30日、2020年3月期決算に30億円の特別損失を計上すると発表した。事業環境の変化に伴うリスクを回避するため、一部の医療用医薬品の販売に関する提携契約の条件を変更したことが理由。特別損失の計上により20年3月期の純利益は従来予想から26億円減の32億円となる見通し。医薬品関連事業の売上高が計画を下回る見込みで、売上高も1010億円(20億円減)に、営業利益も70億円(7億円減)に通期予想を下方修正した。

 

AnswersNews編集部が製薬企業をレポート

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