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製薬業界 きょうのニュースまとめ読み(2020年3月13日)

更新日

 

薬価未収載の「オゼンピック」単回使用製剤が承認

ノボノルディスクファーマは3月13日、GLP-1受容体作動薬「オゼンピック」(一般名・セマグルチド)の単回使用製剤(0.25mg/0.5mg/1mgの3規格)の承認を取得したと発表した。オゼンピックは2018年3月に2mg製剤が承認されたが、薬価収載されておらず、発売もされていない。同薬の維持用量は週1回0.5mg(最初の4週間は週1回0.25mg。維持用量で効果不十分な場合は1.0mgまで増量可)で、2mg製剤だと新薬の14日間処方制限ルールに抵触することが理由とされていた。単回使用製剤は、順調にいけば5月に薬価収載される見込み。

 

アンジェス・阪大のコロナワクチン開発、デバイス技術でダイセルが参画

アンジェスは3月13日、大阪大と行う新型コロナウイルス向けDNAワクチンの共同開発に、大手化学メーカーのダイセルが参画すると発表した。ダイセルは、薬剤を細胞内に送達する新規投与デバイス技術を提供。遺伝子発現効率を上げることで抗体産生力を上げ、有効性の高いワクチンの開発が可能になるという。アンジェスは「6カ月以内のできる限り早い時期の臨床試験開始を目指す」としている。

 

田辺三菱 新型コロナウイルスの植物由来VLP作製に成功、臨床試験へ

田辺三菱製薬は3月12日、子会社のメディカゴ(カナダ)が新型コロナウイルスの植物由来ウイルス様粒子(VLP)の作製に成功したと発表した。メディカゴは同VLPを使ったワクチンの非臨床試験を実施中。順調に進めば、今年8月までの臨床試験開始を目指して当局と協議したいという。メディカゴはカナダのラヴァル大感染症研究センターと協力して、新型コロナウイルスに対する抗体の研究も行っている。

 

スズケン、治験薬トレーサビリティシステムの運用を開始

スズケンは3月13日、治験薬向けのトレーサビリティシステム「キュービックスCT」を開発し、治験を行う医療機関などで運用を始めると発表した。同社は2017年からスペシャリティ医薬品のトレーサビリティシステム「キュービックス」を展開。キュービックスCTは、従来のキュービックが備えていた在庫管理や品質管理、セキュリティ監視といった機能に加え、温度記録のバックアップ機能や多様な温度帯設定などの機能を搭載している。

 

沢井「ヤクジエン」に自社製品情報を提供

沢井製薬は3月13日、伊藤忠商事が2月に開設した医薬品情報サイト「ヤクジエン」への自社製品情報の提供を始めたと発表した。製品情報を提供している沢井の製品は薬剤の基本情報に加えて製剤特徴が掲載される。

 

エムスリー、コロナ対策でデジタルマーケ支援サービスを特別提供

エムスリーは3月12日、新型コロナウイルス感染症に対する取り組みとして、製薬企業にデジタルマーケティング支援サービスの特別提供を始めたと発表した。疾患領域や薬剤の制限を解除して幅広い情報提供ソリューションを特別価格で提供しているほか、MRが「m3.com」上で医師と直接コミュニケーションできる専用プラットフォームを提供。MRによる医療機関の訪問自粛が広がる中、情報提供活動を支援する。

 

メドピア 医師とMRの双方向コミュニケーションツールを提供

メドピアは3月13日、医師専用コミュニティサイト「MedPeer」内で医師とMRが双方向でコミュニケーションをとれるツール「MedPeer Talk β版」の提供を始めることを決めたと発表した。Web講演会の画面上にチャットスペースを設け、1対1でリアルタイムにやりとりできるようにする。新型コロナウイルスの感染が広がる中、MRが医療機関を訪問できない状況でも情報提供の機会を確保する。

 

AnswersNews編集部が製薬企業をレポート

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