小野、慢性心不全治療「コララン」を発売
小野薬品工業は11月19日、慢性心不全治療薬「コララン」(一般名・イバブラジン塩酸塩)を発売したと発表した。適応は「洞調律かつ投与開始時の安静時心拍数が75回/分以上の慢性心不全(ただし、β遮断薬を含む慢性心不全の標準的な治療を受けている患者に限る)」。同薬は仏セルビエが創製したHCNチャネル遮断薬。薬価は2.5mg1錠82.90円、5mg1錠145.40円、7.5mg1錠201.90円。ピーク時に57.5億円の売り上げを見込む。
杏林、抗菌薬「ラスビック」来年1月に発売
杏林製薬は11月19日、キノロン系経口抗菌薬「ラスビック」(ラスクフロキサシン塩酸塩)を来年1月8日に発売する予定だと発表した。同薬は同社が創製したもので、19日付で薬価収載された。薬価は75mg1錠361.40円で、初年度(2020年3月期)は9億円の売り上げを見込む。ピーク時の売上高予測は97億円。
ペプチド医薬品のファンペップ、マザーズ上場が承認
大阪大発バイオベンチャー「ファンペップ」(大阪府茨木市)は11月19日、東証マザーズへの上場が承認されたと発表した。上場は12月20日の予定。同社はペプチド医薬品の開発を手掛けており、皮膚潰瘍治療薬の機能性ペプチド「SR-0379」は導出先の塩野義製薬が臨床第2相(P2)試験を実施中。抗体誘導ペプチド「FPP003」は乾癬を対象にオーストラリアでP1/2a試験を行っている。
そーせい、科学諮問委員会を設置
そーせいグループは11月19日、同社の科学的戦略への助言を行う「科学諮問委員会」を設置したと発表した。各分野の専門家11人が委員となり、議長は英サミット・セラピューティクスR&Dプレジデントでそーせいグループ独立社外取締役のデビット・ロブリン氏が務める。