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製薬業界 きょうのニュースまとめ読み(2019年11月12日)

更新日

 

サンド アスペンジャパンを買収…病院市場へのアクセス拡大

ノバルティスグループで後発医薬品事業を展開する独サンドは11月11日、アスペンジャパンを買収すると発表した。買収は来年1~6月に完了する予定。サンドは最大4億ユーロ(約482億円)を支払う。買収によりサンドは、日本での病院向け製品のラインナップを広げ、病院市場へのアクセス拡大を図る。

 

オプジーボとヤーボイの併用療法、MSI-Highの結腸・直腸がんへの適応拡大を申請

小野薬品工業とブリストル・マイヤーズスクイブは11月12日、免疫チェックポイント阻害薬の抗PD-1抗体「オプジーボ」(一般名・ニボルマブ)と抗CTLA-4抗体「ヤーボイ」(イピリムマブ)の併用療法について、高頻度マイクロサテライト不安定性(MSI-High)を有する結腸・直腸がんを対象に適応拡大の申請を行ったと発表した。化学療法後に増悪した治癒・切除できない進行・再発の患者が対象。オプジーボ単剤でも同適応への適応拡大を申請している。

 

大塚「AVP-786」認知症アジテーションの開発を継続

大塚製薬は11月12日、米子会社アバニアが開発している「AVP-786」について、アルツハイマー型認知症に伴う行動障害(アジテーション)を対象とした開発プログラムを継続すると発表した。これまで行った2本の臨床第3相(P3)試験のうち1本で主要評価項目を達成できず、詳細な解析を進めていた。アバニアは現在進行中のP3試験に加え、来年度から追加のP3試験を始める予定。

 

メディパル ベルギー・プロメセラと提携、細胞治療の開発支援

メディパルホールディングス(HD)は11月12日、ベルギーのプロメセラ・バイオサイエンシズと業務提携を結んだと発表した。プロメセラは非アルコール性脂肪肝炎(NASH)などを対象に細胞治療を開発中。メディパルHDは細胞医薬品に関する流通の機能とノウハウを活用し、流通面も含めて治験を支援するとともに、発売後の安定的な流通体制の構築を目指す。メディパルHDは今年3月にプロメセラの第三者割当増資を引き受けているが、今回の業務提携に伴い、追加の出資を行う。

 

日医工 メドピアと業務提携、新ビジネス創出へ

日医工は11月12日、後発医薬品の新ビジネス創造に向け、メドピアと業務提携すると発表した。▽メドピアの医師・薬剤師向けコミュニティサイトと日医工のサイトを活用した後発品のデジタルマーケティング▽コミュニティサイトを活用した、患者・家族のニーズに沿った後発品開発スキームの構築▽メドピアのかかりつけ薬局化支援サービス「kakari」の拡販――を行う。かかりつけ薬局支援では、共同出資会社の設立も検討する。

 

NEC、スイスのVAXIMMとネオアンチゲンワクチンを共同開発

日本電気(NEC)は11月12日、スイスのVAXIMM社と、ネオアンチゲンによる個別化がんワクチンの開発に向けた共同治験契約を結んだと発表した。NECのAIを使ったネオアンチゲン予測システムとVAXIMMのT細胞免疫療法を活用し、個別化がんワクチンを共同開発。固形がんを対象とするP1試験を来年始める予定で、NECはP1試験の資金を提供する。NECは日本以外のアジアを除く全世界での同プログラムの開発権・商業化権へのオプション権を持つ。

 

決算

日医工(2019年4~9月期、11月12日発表)

売上高915億1900万円(前年同期比11.1%増)、営業利益37億7700万円(20.0%減)。エルメッドの子会社化で増収となったものの、販管費の増加や米子会社Sagentが赤字となったことで利益は落ち込んだ。20年3月期の通期予想は売上高を1940億円(従来予想比70億円減)に下方修正。4~9月期の実績が期初予想を下回っていることを反映した。営業利益は従来予想(85億)を据え置いた。

 

AnswersNews編集部が製薬企業をレポート

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