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製薬業界 きょうのニュースまとめ読み(2019年10月9日)

更新日

 

田辺三菱 米社から視神経脊髄炎関連疾患治療薬を導入

田辺三菱製薬は10月9日、米ビエラ・バイオが視神経脊髄炎関連疾患治療薬として開発中の抗CD19抗体イネビリズマブの導入契約を結んだと発表した。

田辺三菱は、▽日本▽韓国▽台湾▽シンガポール▽インドネシア▽タイ▽マレーシア▽フィリピン▽ベトナム――での独占的開発・販売権を獲得。一時金3000万ドル(約32億円)と開発の進捗に応じたマイルストン、販売額に応じたロイヤリティを支払う。

 

GSK「ザンタック」自主回収、クラスIに変更

グラクソ・スミスクライン(GSK)は10月9日、消化性潰瘍・胃食道逆流症治療薬「ザンタック」(一般名・ラニチジン)について、「クラスII」で行ってきた自主回収を同日から「クラスI」に切り替えたと発表した。

ラニチジンをめぐっては、欧米で原薬と製剤から発がん性物質「N-ニトロソジメチルアミン」(NDMA)が検出。GSKは9月26日からクラスIIでの自主回収を行っている。GSKはザンタックに発がん性物質が混入しているか調べているが、規制当局との協議の結果、予防的措置として回収分類を変更することにした。

 

ヤクルト、セルヴィエのイリノテカンリポソーム製剤を独占プロモーション

日本セルヴィエとヤクルト本社は10月8日、日本セルヴィエが国内で申請している抗がん剤イリノテカンのリポソーム製剤について、プロモーション契約を結んだと発表した。契約に基づきヤクルトが独占的に同薬のプロモーション活動を実施。セルヴィエはコ・プロモーションの権利を留保する。セルヴィエは今年3月、同薬を「ゲムシタビン治療後に進行した転移性膵臓がん」の適応で申請した。

 

AnswersNews編集部が製薬企業をレポート

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