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製薬業界 きょうのニュースまとめ読み(2019年8月9日)

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アステラス「ゲーミフィケーション」でデジタルヘルス、横浜市大・東京芸大と連携

アステラス製薬は8月9日、ゲーミフィケーションを用いたデジタルヘルスケアソリューションの創出・実用化を目指し、横浜市立大、東京芸術大と産学連携の枠組み「Health Mock Lab.」を発足させたと発表した。

ゲーミフィケーションは、ゲームの要素をサービスやシステムに取り入れ、利用者のモチベーションや満足度を向上させる手法。今回の枠組みでは、3者のいずれかが出したアイデアを、横浜市大が医学的視点から、東京芸大がゲーミフィケーションの視点から、アステラスがビジネスの視点から検討し、実用化に取り組む。

 

ステムリムがマザーズ上場…終値は公募価格を5%下回る

「再生誘導医薬」を開発する大阪大発のバイオベンチャー「ステムリム」(大阪府茨木市)が8月9日、東証マザーズに上場した。930円で初値をつけたあと、一時1010円まで上昇したが、公募価格1000円を5%下回る951円で取引を終了。時価総額は終値ベースで498億円となった。上場に伴って開示した2019年7月期業績予想は、▽事業収益1億円▽営業損失7億2500万円▽経常損失7億100万円▽純損失7億100万円――。

 

メドレックス、第一三共との共同開発を中止

メドレックスは8月9日、同社の経皮吸収技術を使った医薬品について、第一三共と行っていた共同開発を中止すると発表した。国内での承認取得を目指していたが、非臨床試験で期待した結果を得られなかった。

 

アストラゼネカ、同性婚・事実婚も配偶者に 社内規定見直し

アストラゼネカは8月9日、社内規定を変更し、社員の同性パートナーや内縁パートナーを配偶者として認めると発表した。自治体が発行するパートナーシップ証明書やそれに相当する書類を取得した社員が対象で、慶弔時や出産時に休暇を取得したり、慶弔金を受け取れたりできるようになる。

 

漢方メーカーの松浦薬業に業務停止命令…承認内容と異なる方法で製造

漢方薬を承認内容と異なる方法で製造していたとして、愛知県は8月8日、漢方薬メーカーの松浦薬業(名古屋市)に対し、医薬品医療機器等法に基づいて本社営業所(同市)に32日間、冨貴工場(同県武豊町)に34日間の業務停止命令を出したと発表した。承認内容と異なる方法で製造されていたのは、医療用と一般用の漢方製剤計117品目。不正製造が発覚しないよう、製造記録も偽造していた。

不正に製造した製品は8月1日から自主回収を行っている。同社は「すべての製品が承認規格に適合していることを確認しており、重篤の健康被害が発生するおそれはないと考えている」としている。

 

AnswersNews編集部が製薬企業をレポート

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