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製薬業界 きょうのニュースまとめ読み(2019年5月16日)

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武田、米投資ファンドと新会社―欧米で「タケキャブ」を開発・販売

武田薬品工業は5月16日、米投資ファンドのフレージャー・ヘルスケアパートナーズと、消化器疾患領域の治療薬を開発・販売する新会社Phathomファーマシューティカルズを設立したと発表した。

武田は、自社創製のカリウムイオン競合型アシッドブロッカーであるボノプラザン(日本製品名・タケキャブ)の米国、欧州、カナダでの独占的開発・販売権をPhathomに許諾。Phathomの会長には、武田でチーフ・メディカル&サイエンティフィック・オフィサーを務めた山田忠孝氏が就任した。

 

スズケン 「キムリア」の国内流通を受託

スズケンは5月16日、ノバルティスファーマからCAR-T細胞療法「キムリア」の国内流通を受託したと発表した。キムリアは、患者から採取した免疫細胞を米国にあるノバルティス製造施設に送り、遺伝子改変を加えた後、日本に送られ医療機関に届けられる。スズケンが担当するのは、国内での市場出荷後の流通業務。キムリアは今月22日に薬価収載される予定。

 

武田、ロンドン大大学院に寄付講座の教授職を創設―子どもの健康に関する研究を支援

武田薬品工業は5月16日、ロンドン大学衛生熱帯医学大学院(LSHTM)に寄付講座の教授職「Takeda Chair in Global Child Health」を創設すると発表した。中低所得国での子どもの死亡数減少を目指し、子どもの健康問題に関する研究を支援する。

企業の全面的支援による寄付講座の教授職はLSHTMとしては初めてで、武田は300万ポンド(約4億円)を寄付する。中低所得国では、小児期感染症などで年間約530万人の子どもが死亡しており、両者は、ワクチンや治療法などの研究を加速させる。

 

メディパルHD 、帝人ファーマから「レブコビ」の流通業務を受託

メディパルホールディングス(HD)は5月15日、22日に薬価収載予定のアデノシンデアミナーゼ(ADA)酵素補充療法剤「レブコビ」について、製造販売元の帝人ファーマから流通業務を受託したと発表した。流通は子会社のSPLineを窓口として行う。同剤は日本初のADA欠損症治療薬で、帝人ファーマはピーク時の投与患者数を年間8人と予測している。

 

AnswersNews編集部が製薬企業をレポート

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