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  3. CRAの年収情報

1. CRAの平均年収

CRA(臨床開発モニター)全体の平均年収は600~700万円程度

メーカーとCROを合わせたCRA全体の平均年収は、600~700万円程度。ボリュームゾーンと言われている27・28歳では年収550万円程度、32・33歳では650万円程度と言われています。経験年数で言えば、経験5年で600万円台前半といったところが相場のようです。なお、初任給から最大給与の幅を示す年収レンジでは、350万円~1200万円程度とされています。

製薬メーカーの平均年収は650~800万円程度

一般的に、受託企業であるCROよりも、新薬の開発元である製薬メーカーのCRAの方が、CROのモニターをマネジメントしたり、プロジェクト全体を統括する役割を担ったりする機会が多いため、年収水準は高めです。20代後半で650~700万円程度、30代半ばでは800万円程度と言われています。なお、日系・外資による相場感の違いはそれほどありません。

CROの平均年収は600万円前後

CROの平均年収は、受託型の場合で年収600万円程度。派遣型の場合は650~700万円程度で、受託型よりもやや高めの傾向に。CROの場合、日系と外資とで年収相場に差が生まれる場合があります。日系CROでは経験5年で年収500万円前後が相場ですが、給与水準の高い外資系CROでは、同じ経験5年でも年収700万円オーバーというケースも。企業にもよりますが、全体的な傾向として、日系よりも外資の方が、CROの給与は高くなるケースが多いです。

CRCとの年収比較

CRCの年収レンジは、SMOのCRCで300~600万円、院内CRCで年収300~800万円程度と言われ、平均年収は500万円前後とされています。同じ治験関連職のCRCと平均年収を比較した場合、CRAの方が高めの傾向にあります。その差はおよそ1.2倍。CRCで働く人の中には、CRAにない時短勤務なども含まれていることもありますが、フルタイム同士で比較したとしても、CRAの方が高額であることに変わりはありません。

2. これからCRAになる人の平均初任給

未経験からCRAになる場合はCRO勤務

現在、CRA未経験で、異業種から転職する場合は、ほとんどの場合、CROへの転職となります。なぜなら、製薬メーカーでは未経験CRAを募集していないからです。
では、未経験者がCROに転職した場合の初任給は、一体どれくらいになるのでしょうか。

未経験の場合、年収は450万円前後スタートが多い

未経験者が転職した際の初年度給与は、看護師・MR・薬剤師などの前職問わず、一律で450万円前後となることが多いです。最も高い外資系CROでは、年収550万円の提示。低いケースでも420万円程度が相場でしょう。年齢も多少考慮される場合はありますが、多くの場合、初任給は一律で定められており、入社後、実力と実績に応じて昇給を行うという企業が大半です。

前職が看護師や薬剤師、MRなど、比較的給与が高めの職種だった場合は転職により多少年収がダウンする場合があるかもしれません。それでも転職する人が多いのは、MRであれば転勤が少ない・育休が取りやすいといった点に、看護師であれば一般企業で働きたい・土日祝が休みになるといった点などに魅力を感じているからだと言います。

CRA(臨床開発モニター)は入社後の年収昇給幅が広い

これからCRAに転職しようと検討されている場合は、初任給だけでなく、その後の昇給幅が大きいこともあらかじめ知っておくと良いでしょう。
CRAは、薬剤師や看護師のような年功序列型の給与形態とは異なり、実力・成果に基づき給与が算定されます。従って、最初は400~500万円からのスタートでも、仕事の流れがつかめてくると、給与もそれに応じて上がっていくでしょう。1年間で数十万円の給与アップがある場合も少なくありません。

入社して1~3年。評価が「新人」から「一般職レベル」に切り替わると、年収は500~600万円台に。その後も活躍に応じて給与は上がり、プロジェクトリーダーに昇格した場合や部長職に就任した場合など役職が付くと、800万円以上の年収相場になります。
次章で、年数・習熟度に応じて年収がどう上がっていくのか。参考までに大手CRO3社の給与テーブルをご紹介しましょう。

3. 大手CROの年収テーブル

CROによる給与テーブルの違い

大手CRO A社

CROの中では標準的な待遇の企業。

・ 経験2~3年程度…年収450万円前後
・ 経験3~5年程度…年収520万円前後
・ PLクラス … 年収700万~800万円前後
・ Directorクラス…年収800万円~

大手CRO B社

業界でも最高クラスの年収を誇る企業。昇格ごとに給与テーブルも明確にステップアップし、最高で1500万円近い年収を得ることができる。

・ 経験1年以上…年収500万円~
・ 係長クラス…年収600~650万円
・ 課長代理クラス…年収750万円前後
・ 課長クラス…年収850万円前後
・ 課長兼モニターリーダー…年収950万円前後
・ 部長代理クラス…年収1150万円前後
・ 部長クラス…年収1450万円前後

大手CRO C社

基本給はB社よりも低めだが、残業代とインセンティブを含めた場合、給与水準はB社を超える場合がある。但し、管理職就任後はあまり給与が伸びない印象。

・ CRA経験1~2年程度… 年収:450~540万円程度
・ CRA経験3~10年程度…年収500~700万円程度
・ マネージャー以上…   年収780~840万円程度

給与の上がり方は企業によって特徴がある

企業ごとの年収の違いは、B社のように年収相場自体が高いか低いか、だけではありません。C社のように基本給は少ないものの残業手当が充実している企業、管理職就任前までは年収が高めな企業、逆に管理職就任後の年収が高い企業、初任給は高いが昇給幅が狭い企業など…実に様々なタイプがあります。転職時には、企業ごとの年収モデルを求人や年収比較サイトでチェックし、自分のキャリアプランに合った職場を選ぶと良いでしょう。

4. CRA経験者が転職した際の年収アップ幅

CRAは転職で年収を上げるもの?

「CRAは転職したときに年収が大幅に上がって当然」「CRAの年収は、昇給よりもむしろ転職を契機に上げていくもの」。そんな感覚をお持ちではないですか? もしもそうだとすると、2015年現在は、その頃よりも転職での条件アップが難しくなっているということを心に留めて置いた方がよいかもしれません。

数年前まで、クインタイルズなどの大手CROでは、CRA不足から、給与やボーナスを高めに設定して、一人でも多くのモニターを集めようとしていました。その頃は転職することで年収が200万円近くアップすることも、中にはありました。ですが、ここ最近は各社CROともにCRA不足が以前ほど深刻ではなくなり、社員間の給与バランスや社内の構成比を加味した、比較的落ち着きのある相場感となっています。

もちろん、現職での給与額が相場よりも低いのであれば年収は大幅に上がる可能性がありますが、どんなに大幅なアップでも、100万円も上がれば良い方、というイメージです。
それ以上の年収アップを目指すなら、給与水準が高めなCROかメーカーを狙った転職が不可欠となります。

年収アップを狙うなら、CRO→製薬メーカーへ

一般的に製薬メーカーの方がCROよりも好待遇かつ労働環境も整っていて、責任ある仕事に就きやすいと言われています。Answers(アンサーズ)に掲載されている求人だけを見ても、一般職で年収500~800万円、管理職候補で年収~1000万円、管理職で~1300万円といった求人が散見されます。どの程度の年収アップが叶うかは企業・求人次第ですが、メーカーへの転職によっての方が、大幅な給与アップを果たせる可能性は高いでしょう。

CRO→製薬メーカーへの転職による年収アップ事例

Aさん(31歳・女性) 年収500万円→年収700万円
Bさん(27歳・男性) 年収470万円→年収580万円
Cさん(35歳・男性管理職)年収700万円→900万円

製薬メーカーへの転職で年収アップにつながりやすいのは…

転職時にどのような経験・スキルがあると高給与に繋がりやすいのでしょうか。
最も評価されやすいのは、グローバル治験の経験があることだと言います。英語ができる・TOEICのスコアが高いというのでも評価には値しますが、実際に国際共同治験の実績がある場合は、そうでない場合よりも高めの金額でオファーされることが多いです。
他にも、オンコロジー領域の経験やリーダー経験なども同様。ですが、これらの経験がなくても、年収アップは可能です。

面接対策が年収アップには有効

それは、あらかじめ入念な面接対策を行い、面接での評価を上げること。
面接対策の中でも、特に差が付きやすいのが、転職理由の伝え方。CRO出身者の場合、メーカー求人の少なさも相まって、「製薬メーカーに行きたい」という点に終始してしまい、「なぜこのメーカーを選んだのか」が上手く語れないケースが多いです。製薬メーカー側の面接官も、CRO出身者の中にこうした「単にメーカーに行ければいい」と考えている層が多い事実は把握しているため、ここで相手を納得させられる受け答えをするだけで、高評価。

  • 「この会社で何がしたいのか」
  • 「将来的にはメーカー経験を積んだ上でどのようなキャリアを目指したいか」
  • 「そのためにもこの会社で働くことがどう重要なのか」

の3点から伝えられると良いでしょう。

要注意。製薬メーカーごとの年収は公開されていない

CROからメーカーを目指す場合も、メーカーから別のメーカーへ転職する場合も、注意したいことが1つだけあります。それは、製薬メーカーの求人は、メーカー側の意向で社名を非公開にされている場合が多く、ネット上で企業ごとの年収を調べることが難しいという点です。もしも、特定の企業の年収や、求人を見てどこの企業のものか知りたいという場合には、企業か人材紹介会社へ直接問い合わせましょう。

まとめ

CRA(臨床開発モニター)の平均年収は600~700万円程度、年収レンジは350~1200万円以上です。年功序列ではなく、努力や成果が反映される給与体系を取っている企業が多いため、転職後の昇給幅も大きめ。MRや薬剤師から転職する場合は一時的に収入が減る可能性があるかもしれませんが、看護師や臨床検査技士などの臨床現場で働いている方が、経験・資格を活かしてオフィスワークをする場合、CRA(臨床開発モニター)はかなり高年収の部類に入ると言えそうです。

現在CROに勤めているCRAは、以前ほど大幅な年収アップを実現することが難しくなりました。とはいえ100万円までの年収アップならじゅうぶんにチャンスはあります。それ以上の年収アップを望む場合は、製薬メーカーへの転職を視野に入れると良いでしょう。

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