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MR・薬剤師・看護師・臨床検査技師からの転職成功例多数未経験からCRA(臨床開発モニター)へ転職する方法

CRA(臨床開発モニター)は、製薬メーカーの治験を支える業務。高齢社会の到来にますますその重要性が強まる製薬業界にあって、未経験からでも挑戦できる職種として注目を集めています。「未経験歓迎と言っても、自分でも転職できるのだろうか…」「どうやって転職活動を進めたらいいの?」と疑問に思う方も多いかもしれません。
ここでは、CRA(臨床開発モニター)に転職できる人の特徴や具体的な転職方法などをあまさず解説します。

1. CRA(臨床開発モニター)には誰でもなれるわけではない

CRAに応募可能なのは薬剤師・看護師・臨床検査技士・MR・CRC・獣医など

未経験可能と言われるCRA(臨床開発モニター)の求人ですが、そのほとんどは次の職種の経験者であることが前提とされていることが多いです。

  • 薬剤師
  • 看護師、保健師
  • 臨床検査技士
  • MR

など。企業によっては、CRC(治験コーディネーター)、医師・獣医、その他の理系学部出身者も対象となる場合あり。

CRAの仕事には、薬に対する専門知識や、医師や看護師といった医療従事者との折衝能力が必要です。上記の職種は、そのいずれかに通じるものがあるため、応募条件として指定される傾向にあります。

CRA未経験者のスキル・適性で重視される事項

  1. 医師・看護師・薬剤師等医療従事者とのコミュニケーション力
  2. 医療・臨床・薬学等の知識(治験を行う上で必要)
  3. 営業的な感覚(症例を獲得するために必要)
  4. PCスキル(Word、Excel、PowerPoint の入力ができる程度)

薬剤師・看護師・臨床検査技士・MRの経験があれば、上記1と2は心配要りません。3つめの営業的な感覚はMR経験者なら心配要りませんが、それ以外の職種で営業経験のない人は、対人折衝力やコミュニケーション力、交渉力といった面で判断されることが多いでしょう。
また、業務上、WordやExcel、PowerPointでの簡単な書類作成が発生するため、普段あまりパソコンになじみがない人は、応募する前に基本的な操作方法くらいは勉強しておいた方が良いかもしれません。なお、企業によっては入社後にパソコン研修を行っているところもあります。

英語力に自信がある人は評価が高い傾向に…

CRA(臨床開発モニター)の業務に語学力は必須ではありません。ですが、英語力に自信がある人は、英語を活かせる専門的なプロジェクトを任せてもらえるなど、基本的なスキルとは別に評価される場合も。

本来、治験の多くは国内で販売される新薬のために国内で行われるものでしたが、近年では国際共同治験といって、世界規模で開発・治験が行われている場合があります。国際共同治験は今後さらに活発化すると言われており、CRAは国際共同治験を経験することでいっそうキャリアに磨きをかけることができます。国際共同治験には英語力が必須。従って、国際共同治験に積極的な企業であればあるほど、英語力は大きなアピールになるでしょう。

2. 未経験からCRAへ転職する方法

未経験者歓迎の求人を探すには人材紹介会社の利用が最適

CRA(臨床開発モニター)へ転職するためには、まず未経験者歓迎の求人を探す必要があります。

ですが、開発中の新製品に深く関わる職種であるCRA(臨床開発モニター)の求人は、企業秘密などの関係もあり、大々的な募集が行われることが少ない傾向にあります。

ネットや求人誌といった、不特定多数の目に触れる場所への求人掲載が控えられる一方、多くの求人は人材紹介会社を通じて募集が行われています。
人材紹介会社というのは、いわば民間のハローワーク。希望を伝えることで、ネットに出ていないものも含め、CRA求人を無料で紹介してくれる機関です。製薬業界を専門とした人材紹介会社では、未経験からCRAに転職する人向けの転職サポートを行っているところもあり、無料で応募書類の添削や面接の対策を受けることができます。

当サイト・Answers(アンサーズ)も製薬業界を専門とした人材紹介会社。Answers(アンサーズ)に寄せられている未経験歓迎のCRA求人は下記ページをご覧下さい。

未経験歓迎のCRA求人一覧

CRAを募集している企業は、製薬メーカーとCROの二通り

CRAという職種は、製薬メーカーとCRO、2種類の企業で募集が行われています。
そもそもCRAは、製薬メーカーの開発した新薬の有効性や安全性を調べる治験を担う仕事。当然、製薬メーカーにはCRAの部署が存在し、多くのCRAが活躍しています。
では、CROは? CROとは、製薬メーカーから受託されて治験を代行する企業。治験で薬の有効性や安全性を確認するためには、同時にたくさんの臨床試験を行わなければなりません。そのため製薬メーカーのCRAだけでは手が足りず、治験を専門とする企業・CROに協力を依頼するのです。

未経験者歓迎の採用はCROで多く行われている

製薬メーカーのCRAは、社内に治験のナレッジを蓄積するためにも、オンコロジー(癌)領域や国際共同治験といった専門性の高い分野で実績のあるCRAを中心とした経験者採用に注力しています。従って、未経験者歓迎の求人のほとんどは、CROのものです。

一般的な転職活動の流れ

未経験者がCRA(臨床開発モニター)に転職する際の一般的な流れは次の通りです。

応募
 
書類選考
・ 履歴書、職務経歴書の提出
面接(1~3回)
・ 筆記試験(適性試験)
・ 面接
内定(一般的には面接後1日~1週間程度で結果が出ます)
・ 年収・福利厚生等の雇用条件の提示
・ 上記条件を了承したら内定承諾の返事をする(1週間以内)
入社

3. 未経験者のCRAへの転職の難易度は?

未経験CRA(臨床開発モニター)の求人傾向

ここ数年で、未経験者の採用は一気に活発化しています。その理由は、2008年のリーマンショックによる不況、2010年前後の大型医薬品の特許切れ問題により製薬メーカーの治験業務のアウトソース(外部委託)化が進んでいることにあります。

2010年以降、製薬メーカー各社の臨床開発が活性化し、CROが受注する治験プロジェクト数も増加したため、CROはCRA経験者を中心に増員を図ってきました。ですが、依然としてCRAの絶対数が不足。未経験CRAの中途採用ニーズが高まっているのです。

CRO各社は教育体制の充実化などに注力。受け入れ体制が整ったことで、未経験者は安心して転職できる求人が増えています。現段階として、製薬メーカーが未経験者を募集するケースこそほとんどないものの、CROでは数多くの募集がされており、CRAを未経験から目指す方にとっては、CROごとの特長を比較・検討しやすい状況にあると言えます。

但し2014年以降、採用ハードルが少し上がり始めている

積極的に未経験者を採用する動きがあったCROですが、ここ1~2年で採用基準をやや厳格化する動きがあります。理由は、各社ともに新卒採用のレベルが上がったことにあります。

これまでCROは学生にとってあまりなじみがない存在でしたが、近年、薬学部や看護学部の授業でCROが取り上げられるなど、就職先としての認知が向上。CROは新卒採用で優秀な人材を多く獲得できるようになりました。質の高い新入社員が増えたことで、未経験者の中途採用は募集枠が減り、また採用のハードルも上がっています。

このように、CRAの未経験採用は、「MRや看護師、薬剤師、臨床検査技士といった応募要件を満たす職種の経験者であればほぼ採用される」という状況ではなくなりました。2014年以降、企業ごとの採用傾向に色が出始めています。

MR
ビジネスマナーとコミュニケーション力を兼ね備えたMR経験者は、依然として評価されやすい傾向にあります。特に理系大学卒(学士)の場合は、さらに高く評価されるでしょう。
看護師
看護師経験者は、企業により採用に積極的なところとそうでないところが分かれるようになりました。カルテが読める点を評価する一方で、一般企業で就業した経験がない点を気にされる場合が。但し、応募先企業が懸念しているのは、あくまで「ビジネスマナーがないのではないか」という点。看護師経験者であっても、面接や書類選考で企業人としてのバランス感覚があると示せればじゅうぶん採用の可能性は広がります。
薬剤師
薬剤師経験者は、薬に対する学術的な知識のバックボーンが大きな評価ポイントです。その一方、看護師と同様、一般企業での就業経験がない点を懸念されるケースがあるものの、薬剤師の緻密さと堅実さを好む企業からは、積極的に採用される傾向にあります。

内定の出やすさはタイミングにも左右される

CROのモニター募集の多くは、大量採用が中心です。従って、募集が始まったばかりのたくさんポジションが空いている頃と、締め切られる直前のあと1枠しかない頃とでは、同じ企業であっても内定の出やすさに差があります。採用枠があとどれくらいか、それが応募した時点でどのくらい埋まっているか、どんな理由で未経験者を求めているか……といった諸情報は、あいにくネット上で確認することができません。

確実に転職したい場合は、人材紹介会社を利用し、これらの情報提供を受けながら、より内定を獲得しやすい転職プランを組み立てていく必要があります。

4. 未経験者の転職時の待遇は…

年収相場は400~500万円程度

未経験者がCROのCRA(臨床開発モニター)に転職した際の年収額は、およそ400~500万円が相場と言われています。看護師や薬剤師はややダウンする可能性があるものの、基本的には前職の給与を考慮の上、決定する場合がほとんど。転職後の昇給幅も大きい(30代で1000万オーバーも可能)ため、転職によって生活水準が下がってしまう心配はそれほど必要ないでしょう。
MRの場合は、将来的な昇給を加味しても、ある程度の年収ダウンは覚悟しておいた方が無難です。その分、ノルマが少ない・転勤がないといったメリットがCRAにはあります。

年収以外の待遇・勤務状況は?

CRA(臨床開発モニター)の特徴をおさらいしてみましょう。

転勤がない

CRA(臨床開発モニター)は、転勤はほとんどありません。結婚や出産、家やマンションの購入などにより転勤が難しくなったMRの方などにとっては、大きなメリットといえるでしょう。

女性が働きやすい風土

CRA(臨床開発モニター)は約6割が女性社員です。そのため各社は女性が働きやすい風土と制度を整えています。

産休・育休、時短勤務はもちろん、出張が難しいママ向けに外勤のないCRAサポート業務を設けていたり、企業によっては看護休暇(小学生未満のお子さんの看病のための休暇)があり、利用実績も豊富にあります。

多彩なキャリアプラン

CRAとして経験を積む中で、新薬開発のプロジェクトリーダーとして働いたり、CROから製薬メーカーへ転職できる可能性や、CRA以外の職種へのキャリアチェンジできる可能性があります。
具体的には、治験の品質維持・向上のために書類のチェック・管理をする『QC(品質管理)』や、CRAが回収したデータの入力・分析、報告書の作成などを行う『DM(データマネジメント)』などの内勤職に異動・転職することができるのです。内勤職に異動することで時短勤務も可能となるため、長く、無理なく働き続けることが可能です。

土日休み

薬剤師や看護師の皆さんの中には、土日勤務の方も多いでしょう。CRAが働く製薬メーカーやCROは土日祝日は休みのケースが大半です。家族と休日をあわせられるというメリットがあります。

出張がある

治験は全国の医療機関で行われる可能性があります。担当するプロトコールによっては、週2~3日の頻度で出張に行くことも。

残業がある

深夜まで業務が長引くことは稀ですが、出張中の移動時間や残務処理などで、帰りが遅くなることもしばしば。毎日定時上がりで帰らなければいけない人には不向きです。

5. 未経験者がCRAに転職する際の注意点

看護師は応募書類に注意

一般的に看護師が病院に転職する場合は、経験年数と人柄・看護観で判断されることが多く、履歴書をはじめとする応募書類はそこまで重要視されない傾向にあります。ですがCRA(臨床開発モニター)の採用は、まず厳粛な書類選考からスタート。これまでは必要事項だけ記入すれば良かった履歴書も、応募企業に合わせた作り込みが必要となるでしょう。
また、美容系のクリニックや産業保健師等に転職する際にしか必要視されなかった職務経歴書も、CRA(臨床開発モニター)への転職では提出することになります。履歴書・職務経歴書の書き方は下記を参照して下さい。

参考情報

一般企業で働いたことのない人は敬語やビジネスマナーに注意

調剤薬局勤務の薬剤師や臨床検査技士、看護師など…オフィスワーク経験がない人は、ビジネスマナーや正しい敬語の使い方などに注意。ふだん、患者さんとなにげなく話している言葉遣いも、面接やオフィスシーンでは失礼にあたる場合も。問題がないか、会社勤めの知人に一度チェックしてもらうと良いでしょう。
応募したCROとやりとりする際のメールの文面や電話の掛け方などにもくれぐれも注意。本やホームページでビジネスマナーの勉強をしておくと良いでしょう。

服装は面接も勤務中もスーツ。着こなしや髪型・メイクに注意

CRA(臨床開発モニター)は、原則スーツでの勤務がほとんど。面接時も当然、スーツが基本です。MR以外の職種経験者は、日頃スーツに着慣れていないため、着こなしには最大限の注意が必要です。スーツにもシャツにもしっかりとアイロンをかけ、ゴミやフケなどが付いている場合は必ず綺麗にしてから着用しましょう。メイクや髪型は清潔感・ナチュラルさを第一に。厚化粧や相手によって好みが分かれそうな髪型は避けましょう。
面接時のスーツやメイク、髪型の具体的なイメージは下記をご覧下さい。

参考情報

なお、CRO勤務の場合、訪問のない内勤の日は私服(ビジネスカジュアル)可としている企業が多いです。

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