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未経験からCRA(臨床開発モニター)へ転職する方法

CRAを目指す女性のイメージ

CRA(臨床開発モニター)は、製薬メーカーの治験を支える業務。製薬業界の中でも未経験者が挑戦できる職種として注目を集めています。
ここでは、CRAにキャリアチェンジ転職できる人の特徴や具体的な転職方法などを解説します。

1. 誰でもCRAになれるわけではない

CRAに必要な資格・経験

未経験可能と言われるCRA(臨床開発モニター)の求人ですが、そのほとんどは次の職種の経験者であることを前提としています。CRAの仕事には、薬に対する専門知識や、医師や看護師といった医療従事者との折衝能力が求められるためです。

医療従事者のイメージ
  • 薬剤師
  • 看護師
  • 臨床検査技士
  • MR
  • CRC

企業によっては、管理栄養士や獣医、その他の理系学部出身者も対象となる場合があります。

英語力に自信がある人は評価が高い傾向に

CRA業務に語学力は必須ではありませんが、英語力に自信がある人は、英語を活かせる専門的なプロジェクトを任せてもらえるなど、基本的なスキルとは別に評価してもらえる傾向があります。

本来、治験の多くは国内で販売される新薬のために国内で行われるものでしたが、近年ではグローバル治験(国際共同治験)といって、世界規模で治験が行われる場面が増えてきています。グローバル治験には英語力が必須とされるため、グローバル治験に積極的な企業であればあるほど、英語力は大きなアピールになります。

2. 未経験からCRAへ転職する方法

転職を成功させるには転職エージェントの利用が最適

CRAを希望する人は年々増えており、1つの求人への応募倍率も高い状況です。CRAへ転職するには、転職エージェント(人材紹介会社)の利用がおすすめです。

転職エージェントというのは、いわば民間のハローワーク。希望の求人を無料で紹介してくれるほか、希望者には書類の添削や面接の対策なども行ってくれるサービスです。特に製薬業界を専門とした転職エージェントでは、未経験からCRAに転職する人向けの転職サポートを行っています。無料でCRAへの転職成功ウハウを教わることもできるので、上手く利用するとよいでしょう。

当サイト・Answers(アンサーズ)も製薬業界を専門とした転職サポートを行っています。Answersに寄せられている未経験歓迎のCRA求人は下記ページをご覧下さい。

CRAを募集する企業は、製薬メーカーとCROの2種類

CRAという職種は、製薬メーカーとCRO、2種類の企業に存在しています。

CRAは製薬メーカーの開発した新薬の有効性や安全性を調べる治験を扱う仕事です。当然、製薬メーカーにはCRAの部署が存在し、多くのCRAが活躍しています。一方CROは製薬メーカーの治験を受託する企業です。治験で薬の有効性や安全性を確認するためには、同時にたくさんの医療機関で試験を行わなければなりません。そのため製薬メーカーのCRAだけでは手が足りず、治験を専門とする企業であるCROに協力を依頼するのです。

未経験者歓迎の採用は主にCROで行われる

製薬メーカーでのCRA採用は経験者を対象にするのが一般的です。社内に治験のナレッジを蓄積するためにも、オンコロジー(癌)領域やグローバル治験といった専門性の高い分野での実績をもつ経験者CRAの採用に注力しています。
そのため、未経験者歓迎の求人のほとんどはCROのものとなります。

3. 未経験者のCRAへの転職の難易度

未経験CRAの求人傾向

一定数の募集はあります。ただし、人気求人につき、採用ハードルはやや高めです。

未経験者向けのCRA採用は、2010年頃に一気に活発化しました。2008年のリーマンショックと2010年前後の大型医薬品の特許切れ問題により、製薬メーカーの治験業務のアウトソース(外部委託)化が進んでいったためです。CROが受注する治験プロジェクト数の増加に伴い、各CROは未経験CRAの中途採用にも着手し始めました。

近年は、ピーク時に比べると未経験者採用が落ち着きを見せつつあります。未経験者比率の高まりを受けて、各社が研修・育成の必要に迫られているためです。募集はあるものの枠が小さくなっているため、応募倍率はやや高い状況といえます。また優秀な新卒社員も増えており、採用ハードル自体も上がってきています。

経験職種別:人事の注目ポイント

CRA採用で人事が見ているポイントは、経験職種によって異なります。

MR
ビジネスマナーとコミュニケーション力の高さはある程度備えているものとして見られます。またその他にも薬剤知識や仕事のプロセス(情報収集の仕方、戦略的に営業していたか、医師とのコミュニケーションの取り方など)も確認されます。薬学・医学系をはじめとする理系大学卒の場合、高評価を得やすい傾向にあります。
看護師
カルテの読み方や医療機関での立ち回りの仕方などは選考の場で確認されます。また一般企業で就業した経験がない人が多いことから「ビジネスマナーを身に着けているか」という点も注目されます。書類の書き方や面接で、企業人としてのバランス感覚を伝えることができるかどうかも重要なポイントです。
薬剤師
薬に対する学術的な知識を評価ポイントとし、選考の場で確認する企業は多いです。また看護師同様に、一般企業での就業経験がない点について懸念されることがあります。特に、医師や看護師などさまざまな人とコミュニケーションをとりながら働けそうかどうかに注目されます。

職種を問わず、TOEIC700点以上や留学経験など「英語力」でのアピール材料を持っている人は、評価される傾向があります。

内定の出やすさはタイミングにも左右される

CROのモニター募集の多くは、複数名採用が中心です。従って、募集が始まったばかりのたくさんポジションが空いている頃と、締め切られる直前のあと1枠しかない頃とでは、同じ企業であっても内定の出やすさに差があります。

採用枠があとどれくらいか、それが応募した時点でどのくらい埋まっているか、どんな理由で未経験者を求めているか…といった諸情報は、あいにくネット上で確認することができません。確実に転職したい場合は、転職エージェントを利用し、これらの情報提供を受けながら、より内定を獲得しやすい転職プランを組み立てていくのがオススメです。

4. 未経験者がCRAに転職した後の待遇

年収相場は手当込みで400万円~500万円台前半程度

未経験者がCROのCRAに転職した際の年収額は、手当を含めておよそ400万円~500万円台前半が相場といわれています。

看護師や薬剤師はややダウンする可能性がありますが、CRAは昇給幅が大きいため、生活水準が下がってしまう心配はそれほど必要ないでしょう。MRの場合は、将来的な昇給を加味しても、ある程度の年収ダウンは覚悟しておいた方が無難です。その分CRAには、ノルマが少ない・転勤がないといったメリットがあります。

待遇・働き方の特徴

残業がある

深夜まで業務が長引くことは稀ですが、プロジェクト立ち上げの時期には忙しくなりがちです。出張の移動時間や残務処理などで帰りが遅くなることもあります。毎日定時で帰らなければならない人には不向きです。

転勤がない

CRAの場合、転勤はほとんどありません。結婚や出産、家やマンションの購入などにより転勤が難しくなったMRなどにとっては、大きなメリットといえるでしょう。

出張がある

治験は全国の医療機関で行われる可能性があります。担当するプロトコールによっては、週2~3日の頻度で出張に行くこともあります。

土日休み

CRAは平日に勤務して土日祝日に休むケースが大半です。家族と休日をあわせられるというメリットがあります。

女性が働きやすい風土
働く女性のイメージ

CRAは女性社員比率の高い職種です。CRO各社で女性が働きやすい風土と制度が整っています。

産休・育休、時短勤務はもちろん、出張が難しいママ向けに外勤のないCRAサポート業務専任ポジションを設けている企業も数多くあります。看護休暇(小学生未満のお子さんの看病のための休暇)を設け、利用実績が豊富な企業も続々と増えています。

多彩なキャリアプラン

CRAのキャリアパスとしては、CRAの上位職やプロジェクトマネージャーの他にも、CRA以外の職種へのキャリアチェンジ、CROから製薬メーカーへの転職、といった選択肢が挙げられます。キャリアチェンジの場合、品質管理[QC](治験の品質維持・向上のために書類のチェック・管理をする)や、CRAの業務サポートをする内勤職への異動・転職が可能です。時短勤務ができる職種への異動が叶えば、長く無理なく働き続けることができます。

5. 未経験者がCRAに転職する際の注意点

履歴書・職務経歴書:書き方に注意

CRAの採用は、まず書類選考からスタート。CRAの場合は応募企業に合わせて履歴書と職務経歴書の作り込みが必要となります。 特に看護師の人は注意。看護師としての転職では、経験年数と人柄・看護観で判断されることが多く、応募書類はそこまで重要視されませんが、CRAの場合は書類選考が一つの関門になるため、注意が必要です。

履歴書・職務経歴書の書き方は下記を参照してください。

敬語やビジネスマナー:一般企業で働いたことのない人は注意

オフィスワーク経験がない人は、ビジネスマナーや正しい敬語の使い方などにも注意です。普段、患者さんと何気なく話している言葉遣いも、面接やオフィスシーンでは失礼にあたる場合も。問題がないか、会社勤めの知人に一度チェックしてもらうと良いでしょう。
また応募したCROとやりとりする際のメールの文面や電話の掛け方などにも注意。簡単にビジネスマナーの勉強をしておくことをオススメします。

服装:CRAは面接も勤務中もスーツ。着こなしや髪型・メイクに注意

CRAは、スーツ勤務がほとんどです。面接時も当然、スーツが基本になります。 日頃スーツに着慣れていない人は、着こなしには最大限の注意が必要です。スーツにもシャツにもしっかりとアイロンをかけ、ゴミやフケなどが付いている場合は必ず綺麗にしてから着用しましょう。メイクや髪型は清潔感・ナチュラルさを第一に。厚化粧や相手によって好みが分かれそうな髪型は避けましょう。

面接時のスーツやメイク、髪型の具体的なイメージは下記をご覧ください。

なお、CRO勤務の場合、訪問のない内勤の日は私服(ビジネスカジュアル)可としている企業が多いです。