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製薬16社のデータを連合学習したAI創薬プラットフォーム、ElixとLINCが事業化 など|製薬業界きょうのニュースまとめ読み(2025年7月8日)

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AnswersNews編集部

 

ElixとLINC、製薬16社のデータを連合学習したAI創薬プラットフォームを事業化

Elix(東京都千代田区)と一般社団法人ライフインテリジェンスコンソーシアム(LINC、大阪市)は7月8日、製薬企業16社が保有するデータを連合学習した複数のAIモデルを搭載するAI創薬プラットフォームを事業化したと発表した。連合学習によるAIモデル開発は、AMED(日本医療研究開発機構)の産学連携による次世代創薬AI開発(DAIIA)で実施。DAIIAは製薬17社と研究機関、IT企業が参加して2020~24年度の5年間活動し、その成果をElixとLINCが協力して事業化した。連合学習を活用し、多数の製薬企業と連携してAI創薬プラットフォームを事業化したケースは今回が世界初という。現時点ではDAIIA参加企業が主な利用対象だが、今後、未参加の企業にも利用を広げていく予定。参加企業が増えるほど提供データも拡充するため、AIモデルの精度と利便性が向上する。

 

大鵬薬品 自社創製のDMD薬、P3試験で主要評価項目達成できず

大鵬薬品工業は7月8日、デュシェンヌ型筋ジストロフィー(DMD)を対象に開発している自社創製のHPGDS阻害薬「TAS-205」(一般名・pizuglanstat)について、国内で行った臨床第3相(P3)試験で主要評価項目を達成できなかったと発表した。試験は、5歳以上の男性DMD患者82人を対象に実施。主要評価項目は「投与52週時の床からの立ち上がり時間のベースラインからの変化量」だったが、プラセボとの比較で有意差は認められなかった。TAS-205は、DMD患者の筋肉で炎症反応を亢進させているHPGDSを阻害することで運動機能の低下を抑制するとされ、大鵬薬品はジストロフィン遺伝子変異のタイプに制限されないDMD治療薬として開発してきた。

 

DWTI、眼科疾患治療薬開発へChordiaと共同研究

デ・ウエスタン・セラピテクス研究所(DWTI)は7月8日、Chordia Therapeutics(神奈川県藤沢市)と眼科疾患の治療薬開発に向けた共同研究を行うと発表した。Chordiaの抗がん剤のパイプランのうち、探索研究段階にあるキナーゼ阻害活性を持つ特定の化合物を活用して研究を行う。Chordiaは対象化合物に関するノウハウや研究材料を提供。DWTIが薬効薬理試験などを行い、眼科疾患治療薬としての可能性を検証する。共同研究終了後は、次の段階の協業に向けた協議を行う。

 

AnswersNews編集部が製薬企業をレポート

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