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サワイ、25年3月期78%営業減益に…特許侵害の賠償命令で決算訂正/東和薬品、家族性アルツハイマー病薬のP2/3開始 など|製薬業界きょうのニュースまとめ読み(2025年6月3日)

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AnswersNews編集部

 

サワイGHD、25年3月期78%営業減益に…特許侵害の賠償命令で決算訂正

サワイグループホールディングス(GHD)は6月3日、2025年3月期の決算を訂正したと発表した。そう痒症改善薬「レミッチOD錠」をめぐる特許訴訟の控訴審で子会社の沢井製薬に損害賠償を命じる判決が出されたことを受け、訴訟損失引当金繰入額167億5700万円をその他の費用に計上。営業利益は40億5000万円(前期比78.3%減)、税引前利益31億6100万円(82.7%減)、当期利益119億6900万円(12.6%減)となった。修正前はそれぞれ208億700万円、199億1900万円、229億3800万円だった。サワイGHDは「判決内容は当社の主張を著しく無視したもので到底容認できない。速やかに上告を含むあらゆる法的手段を講じる方針」としている。

 

東和薬品、家族性アルツハイマー病薬のP2/3試験開始…iPS創薬でブロモクリプチン転用

東和薬品や京都大iPS細胞研究所(CiRA)などは6月3日、パーキンソン病などの治療薬として承認されているブロモクリプチンについて、家族性アルツハイマー病に対する安全性と有効性を評価する臨床第2/3相(P2/3)試験を始めたと発表した。試験は、プレセニリン1遺伝子変異を持つアルツハイマー病患者24人を対象に、三重大病院などで実施。京大や三重大などで行われた医師主導P1/2試験では、病状の進行を抑制する傾向が示された。CiRAは2017年、iPS細胞を使った研究でブロモクリプチンによる家族性アルツハイマー病治療の可能性を発見。アルツハイマー病患者由来のiPS細胞から分化させた大脳皮質神経細胞を使って既存薬をスクリーニングしたところ、ブロモクリプチンにアミロイドベータを強力に低減させる作用があることを見出した。

 

塩野義、本社移転は11月27日「グラングリーン大阪」に

塩野義製薬は6月3日、大阪駅北側の再開発街区「グラングリーン大阪」への本社移転の時期が11月27日に決まったと発表した。グラングリーン大阪内のオフィスビル「パークタワー」の24~26階に入居する。同社は昨年7月、1878年の創業から本社を構えてきた大阪市中央区道修町からの移転を発表。このときは移転時期を2025年夏以降としていた。

 

AnswersNews編集部が製薬企業をレポート

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