きょうのニュース
アムジェンのイムデトラなど2新薬、16日薬価収載/科研 カルビスタが申請中のHAE薬、国内販売権を取得 など|製薬業界きょうのニュースまとめ読み(2025年4月9日)
更新日
AnswersNews編集部

アムジェンの「イムデトラ」など2新薬、16日薬価収載
中央社会保険医療協議会(中医協)総会は4月9日、アムジェンの小細胞肺がん治療薬「イムデトラ点滴静注用」(一般名・タルラタマブ)とCSLベーリングの遺伝性血管性浮腫治療薬「アナエブリ皮下注」(ガラダシマブ)の薬価収載を了承した。収載は16日。イムデトラには45%の有用性加算Iと15%の市場性加算Iが適用され、外国平均価格調整による引き上げも行われた。ピーク時に247億円の販売を見込む。アナエブリのピーク時販売予測は84億円。
詳しくは:小細胞肺がん治療薬「イムデトラ」など2新薬、16日薬価収載
科研 カルビスタが申請中のHAE薬、国内販売権を取得
科研製薬は4月9日、カルビスタ・ファーマシューティカルズが日本で申請している遺伝性血管性浮腫(HAE)の急性発作治療薬セベトラルスタットについて、日本での商業化に関するライセンス契約を結んだと発表した。科研は日本での独占的な販売権を取得し、一時金1100万ドル(約16億円)と最大2400万ドル(約35億円)のマイルストン、ロイヤリティを支払う。同薬は、承認されれば初の経口血漿カリクレイン阻害薬となる。
協和キリン 米クラと提携の白血病薬、米国で申請
協和キリンは4月8日、米クラ・オンコロジーと開発・商業化で提携する急性骨髄性白血病治療薬ziftomenibについて、同社が米国で申請したと発表した。適応は「NPM1変異を有する再発・難治性の成人急性骨髄性白血病」。優先審査が認められれば、申請受理から6カ月以内に承認の可否が判断される。同薬は経口メニン阻害薬。今回申請した適応では、米FDA(食品医薬品局)からブレークスルーセラピーの指定を受けている。