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バイエル「ケレンディア」慢性心不全への適応拡大申請/武田「献血グロベニン」液状製剤申請 など|製薬業界きょうのニュースまとめ読み(2025年2月14日)

更新日

AnswersNews編集部

(写真:ロイター)

 

バイエル「ケレンディア」慢性心不全への適応拡大申請

バイエル薬品は2月14日、非ステロイド型選択的MRA「ケレンディア」(一般名・フィネレノン)について、慢性心不全への適応拡大を申請したと発表した。左室駆出率が40%以上の心不全を対象に行ったP3試験では、心血管死とすべての心不全による入院または緊急受診のリスクを16%減少させた。

 

武田薬品「献血グロベニン」改良製剤を申請…液状にし溶解操作不要に

武田薬品工業は2月14日、人免疫グロブリン製剤「献血グロベニン-I静注用」の液状製剤「献血グロベニン-I10%静注」(ポリエチレングリコール処理人免疫グロブリン)を申請したと発表した。従来は凍結乾燥粉末製剤だったが、液状製剤に改良することで溶解操作が不要となる。有効成分の濃度も5%から10%に上げており、投与液量が減ることで投与時間も短くなる。

 

ヤンセン「ダラキューロ」くすぶり型多発性骨髄腫への適応拡大申請

ヤンセンファーマは2月14日、多発性骨髄腫治療薬「ダラキューロ配合皮下注」(ダラツムマブ/ボルヒアルロニダーゼ アルファ)について、高リスクのくすぶり型多発性骨髄腫への適応拡大を申請したと発表した。申請の根拠とした臨床第3相(P3)試験では、ダラキューロ単剤療法群は、経過観察群と比較して多発性骨髄腫への進行や死亡リスクを51%低下させた。

 

大分大とエーザイ、脳内アミロイドベータ蓄積予測モデルを開発

大分大とエーザイは2月14日、脳内のアミロイドベータ蓄積を予測する機械学習モデルを開発したと発表した。モデルは、年齢・性別・喫煙歴・既往歴といった背景データ、一般血液検査データ、認知機能を評価するMMSEからなる34項目の臨床データをもとにアミロイドPET陽性を予測するもの。予測に使うデータは、かかりつけ医による日常診療で収集することができ、両者は「簡便なアルツハイマー病の早期スクリーニングが可能になると期待される」としている。

 

MeijiSeikaファルマ「献血アルブミン」100mL規格を発売

MeijiSeikaファルマは2月14日、「献血アルブミン静注『KMB』」の100mL規格を発売したと発表した。高張アルブミン製剤の100mL規格は国内初。医療関係者と患者の負担軽減を期待する。

 

決算

大塚HD(2024年12月期、2月14日発表)

▽売上収益2兆3298億6100万円(前期比15.4%増)▽営業利益3235億6400万円(131.8%増)▽当期利益3431億2000万円(182.1%増)▽包括利益4601億6300万円(102.0%増)――。抗精神病薬「レキサルティ」が25.8%増の2674億円を売り上げたほか、V2-受容体拮抗薬「ジンアーク」(2412億円、31.4%増)や抗がん剤「ロンサーフ」(1044億円、30.3%増)など主力品が好調だった。25年12月期は売上収益2兆3800億円(2.2%増)、営業利益3750億円(15.9%増)を予想。主力製品が引き続き伸びる見込み。

 

ネクセラファーマ(2024年12月期、2月14日発表)

▽売上収益288億3500万円(前期比125.9%増)▽営業利益54億2300万円の赤字(前期は95億2600万円の赤字)▽税引前利益46億6200万円の赤字(106億8000万円の赤字)▽当期利益48億3800万円の赤字(71億9300万円の赤字)――。脳血管攣縮治療薬「ピヴラッツ」の売上収益は前期比107%増の126億5100万円。25年12月期の業績予想は「合理的な算定が困難」として開示していない。

 

AnswersNews編集部が製薬企業をレポート

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