帯状疱疹ワクチン、来年度から定期接種
厚生労働省の厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会予防接種基本方針部会は12月18日、帯状疱疹ワクチンを2025年度から定期接種とすることを了承した。対象は65歳の人で、経過措置として5年間は70歳から5歳刻みの年齢に該当する人も対象。60~64歳でHIVによる免疫の機能の障害を持つ人も定期接種の対象とする。国内では、阪大微生物病研究会の生ワクチン(1回接種)とグラクソ・スミスクライン(GSK)の組換えワクチン(2カ月間隔で2回接種)が承認されており、定期接種ではどちらも使用できる。GSKは同日、「定期接種化は多くの人を帯状疱疹から守ることに寄与する大きな一歩。関係者と協働して必要とする人にワクチンを届けられるよう取り組む」との声明を発表した。
ツムラ、群馬に漢方製剤の新工場建設へ…29年度操業開始
ツムラは12月18日、群馬県明和町に新たな工場を建設すると発表した。用地として、同町の明和東部工業団地に7万9000平方メートルの土地を約18億円で取得することを決めた。新工場の操業開始は2029年度中を予定している。同社は現在、茨城県阿見町と静岡県藤枝市の2拠点で漢方製剤を製造しており、新工場建設によって生産能力を増強するとともに安定供給体制を確保する。