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「エンハーツ」中国で肺がんに適応拡大/楽天メディカルの光免疫療法、北大で婦人科がんの医師主導治験|製薬業界きょうのニュースまとめ読み(2024年10月15日)
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AnswersNews編集部
第一三共「エンハーツ」中国で肺がんへの適応拡大承認
第一三共は10月15日、抗HER2抗体薬物複合体(ADC)「エンハーツ」 (一般名・トラスツズマブ デルクステカン)について、中国で「全身治療歴のある活性化HER2遺伝子変異を有する切除不能、局所進行または転移性の非小細胞肺がん」への適応拡大が承認されたと発表した。承認は条件付きで、検証的試験による臨床的有用性の検証が条件となっている。中国では、HER2陽性乳がんの2次治療、化学療法既治療のHER2低発現乳がん、HER2陽性胃がんの3次治療に続く4つ目の適応となる。
楽天メディカルの光免疫療法、北大で婦人科がんの医師主導治験
楽天メディカルは10月15日、同社の光免疫療法を使った婦人科がんを対象とした医師主導治験が北海道大病院で始まったと発表した。局所進行・再発の外陰がん、膣がん、子宮頸がんを対象とした単群・非盲検の臨床第2相(P2)試験で、楽天メディカルは抗EGFR抗体-光感受性物質複合体「アキャルックス」とレーザー光照射機器を提供する。国内の年間罹患数は外陰がんが250人、膣がんが150人、子宮頸がんが1万人ほどで、70~95%がEGFR陽性とされている。