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武田・アステラス・三井住友銀の合弁が設立、創薬シーズの事業化支援/武田、eConsentで治験参加者をプレスクリーニング など|製薬業界きょうのニュースまとめ読み(2024年10月9日)

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AnswersNews編集部

 

武田・アステラス・三井住友銀の合弁が設立、創薬シーズの事業化支援

武田薬品工業、アステラス製薬、三井住友銀行による、創薬シーズの事業化支援を行う合弁会社「シコニア・バイオベンチャーズ」(神奈川県藤沢市)は10月9日、会社設立を発表した。合弁会社は、初期の創薬研究からスタートアップ企業設立まで包括的に支援。国内のアカデミアやベンチャー企業、製薬企業が持つ創薬シーズを発掘し、スタートアップを設立して世界市場に展開する。合弁会社の社長CEOは、湘南ヘルスイノベーションパーク(湘南アイパーク)の運営会社アイパークインスティチュートの藤本利夫社長が務め、COO/CBOに⾕匡治氏(キッズウェル・バイオ前社長)、暫定CSOに池浦義典氏(アクセリード共同CEO兼CTO)が就任した。

 

武田、eConsentで治験参加者をプレスクリーニング

武田薬品工業は10月9日、自社で行う臨床試験の一部でeConsentを活用した治験参加者のプレスクリーニングを始めたと発表した。取り組みは東北大病院と愛知県がんセンターで実施し、MICIN(東京都千代田区)のDCTプラットフォーム「MiROHA(ミロハ)」のeConsentを活用。紹介元の病院と治験実施医療機関である東北大病院または愛知県がんセンターをオンラインでつなぎ、実施機関が治験の説明とプレスクリーニング参加の同意確認を行う。治験への参加が決まる前の段階で実施医療機関に通院する必要がなくなるため負担軽減につながり、より多くの患者に治験参加の可能性が広がると期待される。

 

Veritas In Silico、核酸医薬で三菱ガス化学と共同事業

Veritas In Silico(ウェリタス・イン・シリコ)は10月9日、三菱ガス化学と核酸医薬に関する共同事業の基本合意書を結んだと発表した。RNAを標的とした核酸医薬の創出を目指し、今後両社で共同事業開始に向けた検討を進めていく。三菱ガス化学は、核酸医薬についてCDMO事業としての可能性を検討しており、17年にVeritas In Silicoに出資。昨年12月から核酸医薬での事業協力について協議してきた。抗体医薬などでGMP製造の経験・知見を持つ三菱ガス化学が、創薬の段階から製造法と精製法を製造の観点から検討することで、品質の高い核酸医薬を開発する。

 

ペプチドリーム関連会社、米国でコロナ治療薬のP1試験開始

ペプチドリームは10月9日、関連会社のペプチエイド(川崎市)が、米国で新型コロナウイルス感染症治療薬候補「PA-001」の臨床第1相(P1)試験を開始したと発表した。同薬は、新型コロナウイルスのスパイクタンパク質のS2サブユニットを標的とした環状ペプチド阻害薬。日本で健康成人男性30人を対象に行った特定臨床研究では、良好な安全性と薬物動態を確認した。P1試験の結果は2025年下期に得られることを想定している。ペプチエイドは、新型コロナ治療薬の開発を目的に、ペプチドリーム、富士通、みずほキャピタル、竹中工務店、キシダ化学の5社が2020年11月に設立した合弁会社。

 

Veritas In Silico、英社とRNA標的低分子薬を共同開発

Veritas In Silicoは10月9日、英リバプール・カイロケム(LCC)と、RNAを標的とした低分子医薬品の共同創薬事業に関するパートナーシップを結ぶことで合意したと発表した。LCCの化学薬品プラットフォームと、Veritas In Silicoの創薬プラットフォームを組み合わせ、特定のmRNAを標的とする化合物の創出を目指す。Veritas In Silicoは今年7月からLCCのフラグメント化合物に対するスクリーニング分析を行っており、その結果が良好だったことから共同で創薬と開発を進めていくことにした。

 

AnswersNews編集部が製薬企業をレポート

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