アステラス、米国で心不全管理SaMDの認証取得
アステラス製薬は9月19日、心不全管理を目的とした医療機器ソフトウェア(SaMD)「DIGITIVA」の認証を米FDA(食品医薬品局)から取得したと発表した。同社にとっては米国で提供する初のデジタルヘルス製品となる。DIGITIVAは、デジタル聴診器とスマートフォンアプリ、臨床レビューチームで構成。デジタル聴診器は米Eko Healthが開発し、アプリは同Welldocのプラットフォームを使って心不全用に設計した。臨床レビューチームは、バイオマーカーを含む患者データを選別し、特定のシグナルが検知され医師の介入が必要と判断された場合、担当医に通知する。アステラスは、デジタルヘルスや医薬品と医療機器のコンビネーション製品を「Rx+プログラム」として開発している。
サンバイオ「アクーゴ」品質・特性試験でサイト-ファクトと協業
サンバイオは9月19日、遺伝子・細胞CDMOのサイト-ファクト(神戸市)と協業に関する基本合意書を結んだと発表した。サンバイオの再生細胞薬「アクーゴ脳内移植用注」の品質や特性に関する試験について、適切な評価検討を含む協業を検討・実施する。サンバイオは「協業を進めることで、科学的精度の高い試験や解析に裏付けされた、高い品質を持つ再生医療等製品の普及に努めていく」としている。
アミカス、ファブリー病患者向けアプリ提供
メディエイド(東京都千代田区)とアミカス・セラピューティクスは9月19日、ファブリー病患者向けスマートフォンアプリの提供を開始したと発表した。アプリの開発と運用はメディエイドが行い、アミカスは開発に必要な疾患情報と資⾦を提供。タップするだけで日々の症状を記録でき、医療従事者と共有することでコミュニケーションをサポートする。