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武田薬品、人プロテインC製剤「セプーロチン」発売/中外「バビースモ」網膜色素線条への適応拡大申請|製薬業界きょうのニュースまとめ読み(2024年9月6日)

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AnswersNews編集部

 

武田薬品、人プロテインC製剤「セプーロチン」発売

武田薬品工業は9月6日、乾燥濃縮人プロテインC製剤「セプーロチン静注用」を発売したと発表した。適応は、「先天性プロテインC欠乏症に起因する静脈血栓塞栓症、電撃性紫斑病の治療および血栓形成傾向の抑制」。先天性プロテインC欠乏症は、プロテインCの先天的な欠乏によって血液凝固亢進状態となるまれな疾患で、致死的な血栓症を発症することがある。薬価は1000国際単位1瓶55万8108円で、ピーク時に1.7億円の販売を見込む。

 

中外「バビースモ」網膜色素線条への適応拡大申請

中外製薬は9月6日、抗VEGF/Ang-2二重特異性抗体「バビースモ硝子体内注射液」(一般名・ファリシマブ)について、新生血管を伴う網膜色素線条への適応拡大を申請したと発表した。申請の根拠とした国内臨床第3相(P3)試験では、投与12週時点で良好な視力改善効果を示した。網膜色素線条は、網膜の一部が断裂して眼底に線状の色調変化が見られる疾患。無症状なことが多いが、黄斑部に脈絡膜新生血管がおよぶと視力の低下やゆがみなどの症状が出る。承認されれば同疾患に対する国内初の治療薬となる。同薬は、日本では新生血管を伴う加齢黄斑変性、糖尿病黄斑浮腫、網膜静脈閉塞症に伴う黄斑浮腫の治療薬として承認されている。

 

AnswersNews編集部が製薬企業をレポート

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