アステラス「パドセブ」中国で承認/4~6月の国内医薬品市場、前年同期比0.8%増 など|製薬業界きょうのニュースまとめ読み(2024年8月20日)
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AnswersNews編集部
アステラス「パドセブ」中国で承認
アステラス製薬は8月20日、抗ネクチン-4抗体薬物複合体(ADC)「パドセブ」(一般名・エンホルツマブ ベドチン)が中国で承認されたと発表した。適応は「白金製剤を含む化学療法およびPD-1/PD-L1阻害薬による治療歴のある局所進行性または転移性尿路上皮がん」。承認は、グローバル臨床第3相(P3)試験と中国で行ったP2ブリッジング試験の結果に基づく。P2試験では37.5%の客観的奏効率が示され、過去の対照群と比較して有意な改善が認められた。
4~6月の国内医薬品市場、前年同期比0.8%増
IQVIAは8月20日、2024年4~6月の国内医療用医薬品市場が前年同期比0.8%増の2兆8169億円だったと発表した。製品別では、MSDの免疫チェックポイント阻害薬「キイトルーダ」が472億円でトップ。4月の薬価引き下げが響いた小野薬品工業の同「オプジーボ」は363億円で3位となり、2位には第一三共の抗凝固薬「リクシアナ」がランクインした。
関連記事:24年4~6月の国内医療用医療用医薬品市場、前年同期比0.8%増の2.8兆円|トピックス
楽天メディカル、日本法人社長に小玉裕之氏…米国法人Co-CEOの虎石氏退任
米楽天メディカルは8月20日、取締役兼共同チーフ・エグゼクティブ・オフィサー(Co-CEO)兼プレジデントの虎石貴氏が退任し、チーフ・コマーシャル・オフィサー(CCO)で日本法人社長の前田陽氏がプレジデントに就任したと発表した。虎石氏の退任は本人からの申し出によるもの。CEOは三木谷浩史氏1人体制となる。日本法人では、前田氏が副会長に就き、副社長の小玉裕之氏が社長に昇格した。人事はいずれも今月9日付。
EPNextS、エクサウィザーズ子会社と業務提携
EPNextSは8月19日、エクサウィザーズ子会社でプログラム医療機器などの開発を手掛けるExaMDと業務提携したと発表した。グループ会社が持つ臨床開発に関する専門知識などを活用し、デジタル技術に強いExaMDと協力して、AIやデジタルバイオマーカーを活用した新たなデジタルヘルスサービスの開発と普及に取り組む。