「ブレヤンジ」濾胞性リンパ腫全グレード対象に/「ニンラーロ」0.5mg製剤が承認 など|製薬業界きょうのニュースまとめ読み(2024年8月16日)
更新日
AnswersNews編集部
(写真:ロイター)
ブリストル「ブレヤンジ」濾胞性リンパ腫全グレード対象に
ブリストル・マイヤーズスクイブは8月16日、CAR-T細胞療法「ブレヤンジ静注」(一般名・リソカブタゲン マラルユーセル)について、再発または難治性の濾胞性リンパ腫(グレード1、2、3A)の適応追加が承認されたと発表した。これによって同薬はすべてのグレードの濾胞性リンパ腫に使えるようになった。高リスクの2次治療としては世界初の適応という。
武田薬品「ニンラーロ」0.5mg製剤が承認
武田薬品工業は8月16日、プロテアソーム阻害薬「ニンラーロカプセル」(イキサゾミブクエン酸エステル)の0.5mg製剤が承認されたと発表した。多発性骨髄腫の維持療法で低用量(1.5mg)の治療を提供できるようになり、患者の状態に合わせたより適切な用量調節が可能になる。従来は2.3mg、3mg、4mgの3規格だった。
小野薬品 vimseltinib、米国でも申請受理
小野薬品工業は8月16日、米子会社デシフェラ・ファーマシューティカルズが開発したCSF1R阻害薬vimseltinibについて、腱滑膜巨細胞腫を対象とした申請が米FDA(食品医薬品局)に受理されたと発表した。審査終了目標日は来年2月17日に設定された。欧州でも7月に申請が受理されている。申請は、抗CSF1/CSF1R療法による治療歴がない手術不適応の患者を対象に行った臨床第3相(P3)試験の結果に基づく。同試験では、プラセボとの比較で投与25週時点の奏効率が統計学的に有意に改善した。
あすか製薬、ドロスピレノンが韓国で承認
あすか製薬は8月16日、経口避妊薬ドロスピレノンについて、韓国で導出先のHyundai Pharm(同国)が承認を取得したと発表した。あすか製薬はスペインのInsud Pharmaから日本と韓国での権利の許諾を受けており、韓国についてはHyundaiとライセンス契約を結んでいる。日本ではあすか製薬が今年6月に申請した。