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武田薬品「HYQVIA」日本で新たな適応を申請/NECとAGC、個別化がんワクチンの製造で提携 など|製薬業界きょうのニュースまとめ読み(2024年8月8日)

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AnswersNews編集部

 

武田薬品「HYQVIA」日本で新たな適応を申請

武田薬品工業は8月8日、無または低ガンマグロブリン血症治療薬として日本で申請中の免疫グロブリンとヒアルロニダーゼの組み合わせ製剤(開発コード・TAK-771、海外製品名・HYQVIA)について、「慢性炎症性脱髄性多発根神経炎(多巣性運動ニューロパチーを含む)の運動機能低下の進行抑制」の適応で申請を行ったと発表した。同薬は、ヒアルロニダーゼによって免疫グロブリンの大量投与を可能にし、投与頻度を少なくした薬剤。患者の負担軽減が期待される。無または低ガンマグロブリン血症の適応では今年2月に申請した。

 

NECとAGC、個別化がんワクチンの製造で提携

NEC傘下で個別化がんワクチンを開発するNECバイオセラピューティクスとAGCグループのバイオCDMO・AGCバイオロジクスは8月8日、NECグループが開発している個別化がんワクチン「NECVAX-NEO1」の臨床試験用ワクチンの製造で提携したと発表した。同ワクチンは、今年から来年にかけて新たな臨床第1/2相(P1/2)試験の開始を予定している。患者ごとに異なるネオアンチゲンを標的としており、オーダーメイド型の製造に対応できる能力が必要となる。

 

ファイザー、JN.1対応新型コロナワクチンが承認

ファイザーは8月8日、今秋開始の接種に使われるオミクロン株JN.1系統対応の新型コロナウイルスワクチンの承認を取得したと発表した。同系統のスパイクタンパク質をコードするmRNAを含む1価ワクチン。▽6カ月~4歳用▽5~11歳用▽12歳以上用――の各製剤で承認を取得した。

 

東和薬品、25年3月期利益予想を上方修正

東和薬品は8月8日、2025年3月期の利益予想を上方修正したと発表した。修正後の予想は▽営業利益196億円(16億円増)▽経常利益192億円(同)▽純利益126億円(10億円増)――。上期に計画していた外部委託製造関連費用の減少などにより、従来予想を上回る見込みとなった。

 

ノーベルファーマ、低亜鉛血症治療薬「ジンタス」20日発売

ノーベルファーマは8月8日、低亜鉛血症治療薬「ジンタス錠」(一般名・ヒスチジン亜鉛水和物)を同月20日に発売すると発表した。1日1回の服用で亜鉛を補充する薬剤。薬価は50mg1錠232.90円。ピーク時に116億円の販売を見込む。同社は25mgと50mgの2規格で承認を取得していたが、安定供給の観点から25mg錠は8月の薬価収載を見送った。

 

CSL「ハイゼントラ」プレフィルドシリンジ製剤を発売

CSLベーリングは8月8日、皮下注用人免疫グロブリン製剤「ハイゼントラ20%皮下注」のプレフィルドシリンジ製剤を発売したと発表した。皮下注用人免疫グロブリン製剤のプレフィルドシリンジ製剤は国内初。患者や医療従事者の負担軽減を狙う。規格は1mg/5mL、2g/10mL、4g/20mLの3つを用意。8日に発売したのは4g/20mLで、残る2つは28日に発売する。薬価は1g/5mLが1万373円、2g/10mLが2万435円、4g/20mLが4万315円。

 

武田薬品「アジンマ」欧州で承認

武田薬品工業は8月8日、先天性血栓性血小板減少性紫斑病(cTTP)治療薬「アジンマ」(アパダムターゼ アルファ/シナキサダムターゼ アルファ)が欧州で承認されたと発表した。欧州でcTTPに対する酵素補充療法が承認されるのは初めて。すでに米国と日本で承認されている。

 

AnswersNews編集部が製薬企業をレポート

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