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沢井、厚労省GLが求める安定供給情報を公表/JCRファーマ「イズカーゴ」販売権再取得 など|製薬業界きょうのニュースまとめ(2024年6月26日)
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AnswersNews編集部
沢井、厚労省GLが求める安定供給関連情報を公表
沢井製薬は6月26日、厚生労働省の「後発品の安定供給に関連する情報の公表等に関するガイドライン(GL)」に定められた情報を、自社の医療関係者向け総合情報サイトで公表したと発表した。公表したのは、▽安定供給体制等に関する情報▽安定確保医薬品と基礎的医薬品の余剰製造能力▽製造販売品目の供給計画・供給実績――など。GLは、厚労省の「後発医薬品の安定供給等の実現に向けた産業構造のあり方に関する検討会」の中間取りまとめを受けて今年3月に策定。公表すべき情報の内容や方法を定めている。
JCRファーマ「イズカーゴ」全世界の販売権再取得…武田との提携終了
JCRファーマは6月25日、ムコ多糖症II型治療薬「JR-141」(一般名・パビナフスプ アルファ、国内製品名・イズカーゴ)の全世界での販売権を再取得したと発表した。武田薬品工業と同薬に関する提携関係を終了することで合意したため。提携終了は武田薬品側の戦略的評価の結果に基づくものという。JR-114に関するすべてのライセンスと販売権はJCRに返還され、同社はグローバルで臨床開発を続ける。
ニプロ、医薬品事業再編…ニプロESファーマの製品を承継
ニプロは6月26日、医薬品事業を再編すると発表した。ニプロESファーマが承認を受けた製品をニプロが承継し、ブランドを一本化。承継完了後、ニプロESファーマをニプロファーマに吸収合併する。承継は来年3月31日を予定。合併は同年8月に行う。
クオリプス、米国に子会社設立
iPS細胞由来心筋細胞シートを開発するクオリプスは6月26日、7月に米国子会社を設立すると発表した。研究開発や事業化、パートナー探索など米国での活動を強化する。CEOにはクオリプス取締役の谷村忠幸氏が就任する。