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中外、高血圧症向けRNAi治療薬をロシュから導入/武田「エンタイビオ皮下注」米でクローン病に適応拡大|製薬業界きょうのニュースまとめ(2024年4月19日)
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AnswersNews編集部
中外、高血圧症向けRNAi治療薬を導入…海外ではロシュとアルナイラムが開発
中外製薬は4月19日、スイス・ロシュと米アルナイラム・ファーマシューティカルズが海外で共同開発している高血圧症向けRNAi治療薬zilebesiranについて、ロシュと導入契約を結んだと発表した。中外は日本での商業化権を取得し、対価として一時金とマイルストンをロシュに支払う。同薬は肝臓でのアンジオテンシノーゲンの合成を阻害し、血管収縮作用を持つアンジオテンシンIIを減少させる。ロシュとアルナイラムは昨年、zilebesiranの共同開発・販売で提携。現在、心血管リスクが高い高血圧症患者を対象に海外で臨床第2相(P2)試験を行っている。
武田「エンタイビオ皮下注」米国でクローン病に適応拡大
武田薬品工業は4月19日、抗α4β7インテグリン抗体「エンタイビオ」(一般名・ベドリズマブ)の皮下注製剤について、米国でクローン病への適応拡大の承認を取得したと発表した。点滴静注製剤による導入療法後の維持療法に使用するもので、成人の中等症から重症の活動期クローン病が対象となる。皮下注製剤は、米国で昨年、潰瘍性大腸炎に対する維持療法の適応で承認を取得。日本でも両疾患の維持療法で承認されている。