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アステラス、前期最終97%減益/富士フイルム、米CDMO拠点に1800億円投資 など|製薬業界きょうのニュースまとめ(2024年4月12日)

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AnswersNews編集部

 

アステラス、前期最終97%減益…減損700億円計上で下方修正

アステラス製薬は4月12日、減損損失など計700億円をその他費用に計上し、2024年3月期の利益予想を下方修正すると発表した。フリードライヒ運動失調症を対象に研究開発を進めている遺伝子治療プログ ラム「AT808」で約400億円、腎性貧血治療薬「エベレンゾ」で約160億円の減損損失を計上するほか、抗がん剤ゾルベツキシマブの開発計画の更新に伴い、条件付対価に関わる公正価値変動額約80億円を計上する。修正後の予想は▽営業利益130億円(従来予想830億円)▽税引前利益120億円(820億円)▽最終利益30億円(580億円)――。23年3月期比では、営業利益は90%、最終利益は97%の減益となる。

 

富士フイルム、建設中の米CDMO拠点に1800億円追加投資…抗体原薬の製造増強

富士フイルムは4月12日、バイオ医薬品CDMOの中核会社フジフイルム・ダイオシンス・バイオテクノロジーズ(FDB)の北米拠点に約1800億円(12億ドル)を投資すると発表した。FDBが2025年の稼働に向けて米ノースカロライナ州で建設を進めている新拠点に追加の設備投資を行い、抗体医薬品の原薬製造設備を大幅に増強する。追加の設備は28年の稼働を予定している。新拠点では2万リットルの動物細胞培養タンク8基の導入を進めているが、追加投資でさらに8基整備し、計16基に増やす。

 

MSD「キイトルーダ」子宮体がん1次治療、化学療法との併用を申請

MSDは4月12日、抗PD-1抗体「キイトルーダ」(一般名・ペムブロリズマブ)について、進行または再発の子宮体がんに対する化学療法との併用療法を申請したと発表した。申請は、ミスマッチ修復機構の状態にかかわらないIII/IV期または再発の子宮体がんの1次治療を対象に行った臨床第3相(P3)試験のデータに基づく。同試験では、化学療法との併用療法とその後のキイトルーダ単独療法は、主要評価項目の無増悪生存期間をプラセボと比べて統計学的に有意に延長した。

 

武田、コロナワクチン「ヌバキソビッド」2人用バイアル製剤を申請

武田薬品工業は4月12日、新型コロナウイルスワクチン「ヌバキソビッド筋注」の2人用バイアル製剤を申請したと発表した。同ワクチンは6歳以上に対する初回免疫と12歳以上に対する追加免疫の適応を持つ。武田は開発元の米ノババックスと協力して変異株対応ワクチンの開発を進めており、今秋の定期接種向けに供給する方針。

 

ニプロ、独社の皮下注用単回使用オートインジェクターを日本で展開

ニプロは4月12日、ドイツの医療用デバイスメーカー、ハーゼルマイヤーと、同社の皮下注射用単回使用オートインジェクター「PiccoJect」の日本国内での独占的協業契約を結んだと発表した。PiccoJectは、プレフィルドシリンジによる薬剤投与を簡便かつ安全に行うことができ、誤穿刺リスクの軽減が期待できる。ニプロは製造販売承認取得後、速やかに市場導入するとしている。

 

AnswersNews編集部が製薬企業をレポート

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