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大塚「レキサルティ」米でPTSDの適応追加申請/アストラゼネカ、肺がんCRT過去症例検索システムを共同開発 など|製薬業界きょうのニュースまとめ(2024年4月9日)
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AnswersNews編集部
大塚製薬「レキサルティ」米国でPTSDの適応追加申請
大塚製薬は4月9日、抗精神病薬「レキサルティ」(一般名・ブレクスピプラゾール)について、米国で心的外傷後ストレス障害(PTSD)の適応追加を申請したと発表した。成人患者が対象で、抗うつ薬セルトラリンと併用する。申請の根拠とした3つの試験のうち、臨床第2相(P2)試験と1つのP3試験では、プラセボとの比較でPTSDの症状を評価する尺度を有意に改善。もう1つのP3試験では統計学的な有意差は示さなかったが、尺度の変化量は成功した2つの試験で確認された改善と一致した。
アストラゼネカと富士フイルム、肺がんCRTの過去症例検索システムを共同開発
アストラゼネカと富士フイルムは4月9日、肺がんに対する化学放射線療法(CRT)の過去症例を検索できるシステムを開発したと発表した。対象は切除不能なステージ3の非小細胞肺がん。医師がシステムにCT画像を入力し、腫瘍の位置や検索条件を指定すると、データベースから腫瘍中心の相対位置が近い過去症例を検索。医師が参照したい症例の放射線治療計画の情報を表示し、治療計画作成をサポートする。システムは両社が2021年から共同開発。富士フイルムの3D画像解析システム「シナプス ヴィンセント Ver7.0」にオプション搭載し、10日から提供する。
NTAと大正製薬、スタートアップ育成で新規ファンド
医療テクノロジー分野でエンジェル投資を行うニューサイトテックエンジェルズ(東京都中央区、NTA)は4月9日、大正製薬と新規ファンドに関する合意書を締結したと発表した。テクノロジー分野で革新的なスタートアップ企業の育成と成長を支援する。