
小野薬品、EMEとVHH抗体創製で提携
小野薬品工業は2月21日、スタートアップのEpsilon Molecular Engineering(EME、さいたま市)とVHH抗体医薬品の創製を目的とした創薬提携契約を結んだと発表した。小野薬品が指定する複数の創薬標的について、EMEが独自のヒト化VHH抗体スクリーニングプラットフォームを使って新規ヒト化VHH抗体を取得。小野薬品が活性評価試験を行い、医薬品候補の創製・開発を行う。同社は提携から創製される医薬品候補を全世界で開発・製造・商業化する権利を取得するオプション権を獲得。EMEに対して契約一時金と研究・開発の進捗に応じたマイルストンを支払う。
アボット、量研機構と認知症血液診断の共同研究
アボットジャパンは2月21日、量子科学技術研究開発機構(千葉市)と、認知症などの神経変性疾患に対する血液診断バイオマーカーについて、共同で研究開発を行うと発表した。両者は過去3年にわたって血液診断用バイオマーカーと測定技術の研究開発を共同で行ってきた。今後は、アボットが千葉県松戸市の総合研究所内に開設した開発拠点「ニューロロジー・ハブ」を活用し、実用化に向けた研究開発を進める。
AnswersNews編集部が製薬企業をレポート
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