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【ビジュアルで見る】国内製薬 決算ハイライト―2023年12月期|トピックス

更新日

国内主要製薬企業の2023年12月期決算のハイライトを、コンパクトなビジュアルとともにお届けします。随時更新(公開:2月2日、最終更新:2月15日)。

 

大塚HD(2月14日発表)

リードの最終更新を2月15日に 大塚HD(2月14日発表) ▽売上収益2兆185億6800万円(前期比16.1%増)▽営業利益1396億1200万円(7.1%減)▽当期利益1216億1600万円(9.2%減)。 売上収益が2兆円を超えたのは初めて。抗精神病薬「エビリファイメンテナ」「レキサルティ」、V2-受容体拮抗薬「ジンアーク」、抗がん剤「ロンサーフ」のグローバル4製品が計7268億5000万円(17.4%増)を売り上げ、業績を牽引した。一方、臨床第3相試験で主要評価項目を達成できなかったアルツハイマー型認知症に伴うアジテーションの治療薬「AVP-786」などで減損損失を計上したことが響き、利益は前年を下回った。24年12月期は売上収益2兆1400億円(6.0%増)、営業利益3300億円(136.4%増)を予想。グローバル製品が引き続き伸びる。 【タグ追加】大塚HD

 

▽売上収益2兆185億6800万円(前期比16.1%増)▽営業利益1396億1200万円(7.1%減)▽当期利益1216億1600万円(9.2%減)。

売上収益が2兆円を超えたのは初めて。抗精神病薬「エビリファイメンテナ」「レキサルティ」、V2-受容体拮抗薬「ジンアーク」、抗がん剤「ロンサーフ」のグローバル4製品が計7268億5000万円(17.4%増)を売り上げ、業績を牽引した。一方、臨床第3相試験で主要評価項目を達成できなかったアルツハイマー型認知症に伴うアジテーションの治療薬「AVP-786」などで減損損失を計上したことが響き、利益は前年を下回った。24年12月期は売上収益2兆1400億円(6.0%増)、営業利益3300億円(136.4%増)を予想。グローバル製品が引き続き伸びる。

 

日本たばこ産業(2月13日発表)

医薬事業は売上収益949億円(前期比14.4%増)、営業利益174億円(56.2%増)。導出品のライセンス契約に関する一時金や、子会社・鳥居薬品の売り上げ拡大によって増収増益となった。24年12月期は売上収益885億円(6.7%減)、営業利益40億円(77.0%減)を予想。前期に一時金収入を計上した反動やロイヤリティ収入の減少で売り上げが減少し、研究開発費の増加が利益を押し下げる。

 

鳥居薬品(2月9日発表)

▽売上高546億3800万円(前年同期比11.7%増)▽営業利益50億3500万円(9.1%減)▽経常利益53億700万円(4.1%減)▽純利益41億1900万円(4.4%増)。

 

アレルゲン免疫療法薬「シダキュア スギ花粉舌下錠」(113億5600万円、18.2%増)と同「ミティキュア ダニ舌下錠」(101億4800万円、16.7%増)が2桁成長となり、外用JAK阻害剤「コレクチム軟膏」(74億5000万円、36.2%増)も好調だった。一方、仕入単価の上昇や為替の影響で売上原価が増加し、研究開発費も膨らんだため、営業利益は減少した。24年12月期は売上高586億円(7.3%増)、営業利益58億円(15.2%増)を予想。主要製品が引き続き伸びる見込み。

 

協和キリン(2月7日発表)

【ビジュアルで見る国内製薬/協和キリン】23年12月期業績/売上収益/4422億3300まんえん/前期比11.0%増/コア営業利益/967億8500万円/11.6%増|業績推移/21年売上収益/3522億円/21年営業利益/4422億円|主要製品の売上高/FGF関連疾患治療薬/クリースビータ/1525億円/前期比20%増/持続型G-CSF製剤/ジーラスタ/319億円/2.6%増/抗がん剤/ポテリジオ/303億円/24.7%増|研究開発費/721億円/前期比15%増/売上比/16.3%|決算ハイライト/AG「ダルベポエチンアルファ『KKF』」の減収などが響き、国内は1.1%の減収。クリースビータやポテリジオの伸長で北米は22%の増収。海外全体は18.5%の売り上げ増でした。|24年12月期予想/売上収益/4730億円/前期比7%増/コア営業利益/850億円/12.2%減

 

▽売上収益4422億3300万円(前期比11.0%増)▽コア営業利益967億8500万円(11.6%増)▽税引前利益972億4600万円(43.9%増)▽当期利益811億8800万円(51.5%増)。

 

グローバル戦略品のFGF関連疾患治療薬「クリースビータ」が前期比20.0%増の1525億円と伸び、抗がん剤「ポテリジオ」も好調だった。国内は、腎性貧血治療剤「ダーブロック」などが売り上げを拡大したものの、オーソライズド・ジェネリック(AG)の「ダルベポエチンアルファ『KKF』」の減収などが響き、1.1%の売り上げ減となった。24年12月期は売上収益4730億円(7.0%増)、コア営業利益850億円(12.2%減)を予想。グローバル戦略品の伸長や技術収入による増収を見込む一方、研究開発費を中心とする費用増により減益となる見通し。

 

中外製薬(2月1日発表)

【ビジュアルで見る国内製薬企業決算/中外製薬】23年12月期業績/売上収益/1兆1114億円/前期比11.8%減/営業利益/4392億円/前期比17.7%減|業績推移/21年売上収益/9998億円|主要製品の国内売上高/新型コロナウイルス感染症治療薬/ロナプリーブ/812億円/前期比60.1%減/抗がん剤/テセントリク/655億円/7.6%増/血友病治療薬/ヘムライブラ/548億円/11.2%増|研究開発費/1749億円/前期比16.9%増/売上比/16.9%増|決算ハイライト/新型コロナウイルス治療薬ロナプリーブの政府納入売り上げの減少などにより、国内製品売上高は14.8%の減少。ポライビーやバビースモの主力品・新製品は順調。海外は8.3%増収。ヘムライブラやアレセンサが伸びた。|24年12月期予想/売上収益/1兆700億円/前期比3.7%減/コア営業利益/4600億円/2.1%増

 

▽売上収益1兆1113億6700万円(前年同期比11.8%減)▽営業利益4391億7400万円(17.7%減)▽純利益3254億7200万円(13.1%減)。

 

前期に特許訴訟の和解に伴う一時金収入を計上した反動などで売り上げ、利益とも前期を下回った。国内製商品売上高は5580億円(14.8%減)。新製品や主力品は好調だったが、新型コロナウイルス感染症治療薬「ロナプリーブ」の政府納入売り上げの減少や薬価改定、後発医薬品の浸透が響いた。24年12月期は、売上収益1兆700億円(3.7%減)、コア営業利益4600億円(2.1%増)を予想。ロナプリーブの売り上げ減少の影響が大きく、国内は18.5%の減収を見込む。

 

AnswersNews編集部が製薬企業をレポート

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