KMバイオロジクス XBB.1.5対応不活化コロナワクチン、P3開始へ
KMバイオロジクスは10月16日、開発中の新型コロナウイルス感染症向け不活化ワクチン「KD-414」について、オミクロン株XBB.1.5系統に対応したワクチンの臨床第3相(P3)試験を開始すると発表した。試験は生後6カ月以上13歳未満の小児が対象で、目標とする被験者数は約5000人。プラセボとの比較で発症予防効果を検証する。13日にPMDA(医薬品医療機器総合機構)に治験計画届を提出しており、PMDAによる調査や実施医療機関の治験審査委員会を経て12月から被験者登録と接種を進める。
GSK、喘息患者向けLINE公式アカウント開設
グラクソ・スミスクラインは10月16日、喘息患者向けのLINE公式アカウントを開設したと発表した。公式アカウントでは、診療ガイドラインで喘息の状態や管理状態を把握するツールとして推奨されている「喘息コントロールテスト」を利用でき、診療時にテスト結果を医師と共有することでコミュニケーションを支援する。GSKが患者向けLINE公式アカウントを開設するのは今回が初めて。
ラクオリア、tegoprazanがペルーで発売
ラクオリア創薬は10月16日、自社創製の胃食道逆流症治療薬tegoprazanについて、サブライセンス先のLaboratorios Carnot(メキシコ)がペルーで販売を開始したと発表した。発売は8カ国目。同薬は韓国のHKイノエンが日本を除く全世界の開発・製造・販売に関するサブライセンス権付きライセンスを持っている。現在、29カ国で臨床開発・承認審査・発売準備が進められている。