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協和キリン、英バイオ企業買収で遺伝子治療に参入|製薬業界きょうのニュースまとめ(2023年10月5日)

更新日

 

協和キリン 細胞遺伝子治療開発の英オーチャード買収―最大707億円

協和キリンは10月5日、造血幹細胞遺伝子治療(HSC-GT)の開発・販売を手掛ける英オーチャード・セラピューティクスを買収すると発表した。買収額は最大4億7760万ドル(約707億円)。HSC-GTは、患者から採取した造血幹細胞に治療用の遺伝子を導入し、患者に投与する治療。オーチャードはの異染性白質ディストロフィー向けHSC-GT製品「Libmeldy」を欧州で発売済み。同製品は米国でも申請中で、審査終了目標日は2024年3月18日に設定されている。オーチャードは臨床段階でさらに2つのHSC-GTの開発を進めており、協和キリンは買収を通じて希少疾患分野のパイプラインを強化するとともに、細胞遺伝子治療薬の研究開発能力を獲得する。買収は24年第1四半期に完了する予定。

 

タカラバイオ、mRNAワクチン原薬の新製造施設を建設

タカラバイオは10月5日、滋賀県草津市の本社地区にmRNAワクチン原薬やmRNA製造用部素材を製造する新施設を建設すると発表した。新施設は経済産業省の「ワクチン生産体制強化のためのバイオ医薬品製造拠点棟整備事業」による補助金を受けて建設するもので、パンデミック時には国の指示に基づいてウイルスベクターワクチンやmRNAワクチンの原薬などを製造。平時は、遺伝子治療用ベクターや核酸医薬品などのCDMO事業に活用するほか、遺伝子治療薬の製造補助剤の製造など自社創薬事業に利用する。新施設は地上7階建てで延べ床面積1万6400平方メートル。2027年に完成する予定。

 

科研「エクロック」導出先が韓国で承認申請

科研製薬は10月5日、原発性腋窩多汗症治療薬「エクロック」(一般名・ソフピロニウム臭化物)について、導出先の韓国ドンファ・ファームが同国で承認申請を行ったと発表した。同薬はアセチルコリンの作用を阻害する外用ゲル剤。日本では2020年から販売している。科研はドンファと今年6月に韓国での独占的販売契約を結んだ。

 

AnswersNews編集部が製薬企業をレポート

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