
大塚、カナダ・マインドセットを買収…新規5-HT2Aアゴニスト開発へ
大塚製薬は9月1日、米子会社を通じてマインドセット・ファーマ(カナダ)を買収すると発表した。買収額は約8000万カナダドル(約86億円)で、買収は2023年10~12月期に完了する見込み。マインドセットは精神・神経疾患治療薬の開発を手掛ける企業。買収完了後、大塚は欧米で複数の新規セロトニン5-HT2A アゴニストの開発を行う。セロトニン 5-HT2Aアゴニストは、治療抵抗性うつや PTSD(心的外傷後ストレス障害)などの治療薬としての可能性が注目されている。大塚は22年1月、関連会社を通じてマインドセットの研究開発を支援する戦略的投資契約を結び、化合物の評価を進めてきた。
ファイザー、オミクロン株XBB対応ワクチンが承認
ファイザーは9月1日、新型コロナウイルスワクチン「コミナティ」について、オミクロン株XBB.1.5系統に対応した1価ワクチンの承認を取得したと発表した。対象は生後6カ月以上の初回免疫と追加免疫。ファイザーは9月20日から始まる秋冬接種向けに2000万回分を供給することで政府と合意している。
メディパル 阪神ALCが完成、来月稼働開始
メディパルホールディングス(HD)は9月1日、子会社メディセオの新たな物流・営業拠点「阪神ALC」(兵庫県西宮市)が完成したと発表した。来月の稼働開始を予定しており、京都府全域と大阪府、兵庫県の一部をカバー。稼働当初の出荷額は年間約2400億円を想定する。設備投資額は約267億円。AIを活用したピッキングシステムや、環境負荷の少ない電子SCMラベル(出荷梱包表示ラベル)などを導入した。
AnswersNews編集部が製薬企業をレポート
あわせて読みたい
オススメの記事
-
CureApp、減酒治療用アプリ9月発売…販売は沢井製薬/東和薬品、火災の製剤棟が稼働再開 など|製薬業界きょうのニュースまとめ読み(2025年7月16日)
-
【2025年版】国内製薬会社ランキング―トップ3は今年も武田・大塚・アステラス、海外好調で軒並み増収
-
【2025年版】製薬会社世界ランキング―トップ3はロシュ、メルク、ファイザー…リリーがトップ10入り
-
MRで新たな大型募集スタート…研究職の求人も回復基調|製薬業界 今月の転職求人動向レポート(2025年7月)
-
【2024年度 国内医薬品売上高ランキング】トップは1900億円のキイトルーダ、リクシアナが2位…デュピクセントは1200億円で3位浮上