大鵬薬品、仏社とGnT-V阻害薬のオプション契約
大鵬薬品工業は8月25日、仏Phost’in Therapeuticsと、同社が開発しているGnT-V阻害薬「PhOx430」に関するオプション契約を結んだと発表した。大鵬は契約一時金を支払い、PhOx430やPhost’inが開発している複数の化合物を日本とアジアで独占的に開発・販売するライセンスのオプション権を取得する。オプション権を行使した場合、大鵬はオプションフィーや開発・薬事・販売のマイルストン、売上高に対するロイヤリティを支払う。GnT-Vは、免疫反応の抑制、がんの増殖、線維化組織の形成に関与するN-結合型グリコシル化酵素。PhOx430は、欧州で進行性固形がんを対象とした臨床第1/2相試験が行われている。