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製薬業界 きょうのニュースまとめ読み(2023年7月14日)

更新日

 

中外、横浜研究所でラボオートメーションの実証実験

中外製薬は7月14日、研究所「中外ライフサイエンスパーク横浜」でラボオートメーションの実証実験を行うと発表した。オムロンと共同開発を進めてきたロボットシステムを導入し、モバイルロボットによる実験サンプルの搬送作業や機器操作、双腕ロボットによる実験ツールを用いた操作など、創薬実験の基本動作の構築と検証を行う。ラボオートメーションを取り入れることで、研究員がより創造的な活動に時間を使えるようにする。

 

中外 バイオジェンを特許侵害で提訴…アクテムラバイオシミラーを申請

中外製薬は7月14日、抗IL-6受容体抗体「アクテムラ」(一般名・トシリズマブ)のバイオシミラーを米国で申請した米バイオジェンと、開発を行ったバイオセラ・ソリューションズ(中国)を相手取り、特許侵害訴訟を起こしたと発表した。訴訟の対象となる特許には、静脈内注射製剤に関連する用途特許や製造方法に関する特許が含まれる。

 

アステラス、ゾルベツキシマブを欧州で申請…日米に続き

アステラス製薬は7月14日、開発中の抗Claudin18.2抗体ゾルベツキシマブについて、EMA(欧州医薬品庁)が承認申請を受理したと発表した。対象疾患は「Claudin18.2陽性、HER2陰性の切除不能な局所進行性または転移性胃腺がんおよび食道胃接合部腺がん」。欧州委員会による承認の可否の判断は2024年中を見込む。日本では今年6月に申請し、米国でも7月に申請が受理された。

 

モデルナ、東大と研究・教育分野で協業

モデルナ・ジャパンは7月14日、東京大とmRNAに関する研究・教育分野での協業に向けた基本合意書を結んだと発表した。▽ドラッグデリバリー技術、タンパク質の安定化技術、アジュバント技術などを活用したmRNA医薬品の応用拡大▽健康長寿社会に向けた課題認識、解決策の提案・実行、データの創出▽ワクチンに対する受容性の改善――などに焦点を当て、協力体制を構築する。

 

アストラゼネカ がん患者のimAE早期発見を支援、コミュケーションツールの提供開始

アストラゼネカは7月14日、免疫療法を受けている肺がん・消化器がん患者の免疫介在性有害事象(imAE)の早期発見を支援するコミュニケーションツール「つたわる君」の提供を開始したと発表した。ツールは「説明用ボード」と「問診票」、症状から発現が疑われる有害事象を推測する「逆引きマニュアル」で構成。活用することで、患者が症状を医療従事者に伝えやすくなり、医療従事者は早期発見・治療介入が可能になる。

 

AnswersNews編集部が製薬企業をレポート

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