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製薬業界 きょうのニュースまとめ読み(2023年7月12日)

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日医工、一連の販売中止案内を完了

日医工は7月12日、医療従事者に258品目の販売中止を案内し、これで今年3月1日以降行ってきた一連の販売中止の案内が完了すると発表した。昨年末、私的整理の1つである事業再生ADR(裁判外紛争解決手続き)が成立した同社は、事業再生計画の中で不採算品から撤退する方針を示していた。同社は「製造販売を継続する製品について安定供給体制の確保に努める」としている。

 

武田 米国でデング熱ワクチンの申請取り下げ

武田薬品工業は7月11日、開発中のデング熱ワクチン「TAK-003」について、米FDA(食品医薬品局)と協議した結果、承認申請を自主的に取り下げると発表した。必要なデータの収集について、FDAの審査期間中に対応できないことが理由。同社は「プエルトリコなど流行地域に住む人や旅行者のニーズを踏まえて今後の計画を検討する」としている。同ワクチンは現在、EU、英国、ブラジル、アルゼンチン、インドネシア、タイで承認されている。

 

アステラス、米アイベリックの買収完了

アステラス製薬は7月12日、米アイベリック・バイオの買収が完了したと発表した。買収額は総額約59億ドル(約8240億円)。アイベリックは、網膜疾患に対する新薬を開発するバイオベンチャー。米国で申請中の地図状萎縮を伴う加齢黄斑変性治療薬を獲得し、抗がん剤「イクスタンジ」の特許切れ後の売り上げ減少を補うとともに、注力する「再生と視力の維持・回復」の領域を強化する。

 

FRONTEO、新たなAI創薬支援サービスを開始

FRONTEOは7月12日、新たなAI創薬支援サービス「Drug Discovery AI Factory」事業を開始すると発表した。自社開発のAIエンジンとアプリケーションを使うことで、高い新規性・高スループット・高カバレッジを達成し、創薬研究の効率化・加速化・成功確率向上に寄与する解析と提案を行う。標的分子やバイオマーカーの探索、メカニズムの解明、新たな適応症の提案、シーズの評価など多様なニーズに対応する。

 

AnswersNews編集部が製薬企業をレポート

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