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製薬業界 きょうのニュースまとめ読み(2023年7月5日)

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武田・三菱倉庫 医薬品の運送委託先をブロックチェーンで管理

武田薬品工業と三菱倉庫は7月5日、ブロックチェーンを活用して医薬品流通に携わる運送委託先を管理する取り組みを開始したと発表した。両社は、ブロックチェーンを用いて製品の温度管理や位置情報を可視化・共有するデータプラットフォームの運用を2022年1月から行っている。今回の取り組みは、同プラットフォーム上にスマートコントラクト(所定の条件が満たされた場合に自動で契約や取引を実行する仕組み)を使った新たな機能を実装するもので、運送委託先の業務品質が要求水準を満たしているかどうかを確認できるようにする。

 

大鵬 フチバチニブ、欧州で条件付き承認

大鵬薬品工業は7月5日、自社創製のFGFR阻害薬フチバチニブについて、欧州で条件付き販売承認を取得したと発表した。製品名は「LYTGOBI」で、適応は「全身療法後に進行したFGFR2融合または再構成を伴う局所進行・転移性胆管がん」。条件付き承認は患者103人を対象とした臨床第2相(P2)試験の結果に基づくもので、大鵬は2027年10月までに追加の臨床データを提出する必要がある。フチバチニブは昨年10月に米国で承認。日本でも先月、「リトゴビ」の製品名で承認を取得した。

 

沢井、PHR事業で凸版印刷と協業

沢井製薬は7月5日、PHR(パーソナルヘルスレコード)を利用した新たな健康支援サービスの開発に向け、凸版印刷と協業すると発表した。凸版印刷は、住まいの生活動線上で居住者の体重変化や体組成といった健康データを収集するサービスを提供している。沢井が展開するPHRデータ管理アプリ「SaluDi」と連携させることで、住まいを起点とした健康支援事業を展開する。

 

メディパル、CVCがウェアラブルデバイス開発のベンチャー企業に出資

メディパルホールディングスは7月5日、コーポレートベンチャーキャピタルファンドを通じてウェアラブルデバイスを開発するグレースイメージング(東京都新宿区)に出資したと発表した。同社は慶応大発のベンチャー企業で、汗に含まれる乳酸を計測できるウェアラブルデバイスを開発。心臓リハビリテーションで最適な運動負荷強度を決めるために行われる心肺運動負荷検査への使用を想定し、医療機器としての開発が進められている。

 

NBI、会長兼社長に医薬事業ユニット統括社長のシェルド氏

日本ベーリンガーインゲルハイム(NBI)は7月4日、9月1日付で代表取締役会長兼社長に医薬事業ユニット統括社長のヤンシュテファン・シェルド氏が就任すると発表した。現職のシャシャンク・デシュパンデ氏は退任し、独本社の取締役に就任する予定。シェルド氏の後任には、7月1日付でNBIに入社した取締役の荻村正孝氏が就く。シェルド氏はベーリンガーインゲルハイム製薬とベーリンガーインゲルハイムアニマルヘルスジャパンの代表取締役会長も兼務する。

 

AnswersNews編集部が製薬企業をレポート

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