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製薬業界 きょうのニュースまとめ読み(2023年6月23日)

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ノーベルファーマ「ノベルジン」AGの権利を製薬1社に許諾

ノーベルファーマは6月23日、ウィルソン病治療薬(銅吸収阻害薬)・低亜鉛血症治療薬「ノベルジン錠/同顆粒」について、オーソライズド・ジェネリック(AG)の製造販売に必要な権利を製薬企業1社に許諾するライセンス契約を結んだと発表した。許諾先の企業名は明らかにしていない。同薬をめぐっては、沢井製薬が今年2月に後発医薬品の承認を取得。これに対してノーベルファーマは4月に特許侵害訴訟を起こした。沢井の後発品は今月16日に薬価収載され、医療従事者向けサイトでは「近日発売」としている。

 

協和キリン、出荷停止の「マイトマイシンC」代替品への変更が承認

協和キリンは6月23日、出荷停止中の抗がん剤「マイトマイシンC」について、インドのインタス・ファーマシューティカルズから導入した製品に変更するための承認を取得したと発表した。同薬は、原薬製造過程で無菌性の確保に影響し得る事実が判明したことを受け、2019年10月から自主回収を実施。それ以来、供給を停止している。供給再開に向けた対応として、インタスから導入した製剤を供給することとし、昨年9月に変更を申請した。

 

ギリアド「イエスカルタ」の承継完了…第一三共から

ギリアド・サイエンシズは6月22日、CAR-T細胞療法製品「イエスカルタ」(一般名・アキシカブタゲン シロルユーセル)の製造販売承認を第一三共から承継したと発表した。第一三共は、現在は米ギリアドの子会社となった同カイトファーマから同薬の国内での開発・製造・販売権を取得し、2021年に承認を取得。承継は第一三共とカイトの提携契約の変更に伴うもので、今後はギリアド日本法人のカイト細胞治療事業本部が販売と情報提供を行う。

 

微量の血液でアミロイドβの蓄積を把握、シスメックスが検査試薬発売

シスメックスは6月22日、血中のアミロイドβを測定する検査試薬「HISCLβ-アミロイド1-42試薬」「HISCLβ-アミロイド1-40試薬」を発売すると発表した。同社の全自動免疫測定装置を使い、血液中のアミロイドβを測定することで、アルツハイマー病の特徴の1つである脳内アミロイドβの蓄積状態の把握を補助する。シスメックスは2016年2月、エーザイと認知症領域に関する新たな診断薬の創出に向け提携。両社の技術や知見を活用し、試薬の開発を進めてきた。

 

AnswersNews編集部が製薬企業をレポート

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