武田「エンタイビオ」皮下注製剤を発売
武田薬品工業は6月19日、抗α4β7インテグリン抗体「エンタイビオ」(一般名・ベドリズマブ)について、皮下注製剤を発売したと発表した。対象は、既存治療で効果不十分な中等度から重度の潰瘍性大腸炎の維持療法。従来は点滴静注製剤のみだった。薬価は108mg0.68mL1キット/108mg0.68mL1筒6万9888円で、ピーク時に185億円の売り上げを見込む。
塩野義、感染症トータルケアで医療ICTのアルムと提携
塩野義製薬は6月19日、ディー・エヌ・エー子会社の医療ICTベンチャー・アルム(東京都渋谷区)と、感染症トータルケアの構築を目指して業務提携契約を結んだと発表した。提携により両社は、治療薬や診断薬といった塩野義の感染症対策ソリューションと、アルムの救命・健康サポートアプリ「MySOS」を組み合わせたヘルスケアプラットフォームを構築。アルムの提携先の医療機関で薬とアプリによるトータルケアのエビデンス創出を行うほか、自治体とも連携し、アプリを使った受診前の問診や診療体制支援・診療後フォローアップのオンライン化による医療逼迫リスクの軽減効果を検証する実証実験を行う。取り組みは一部地域で開始し、有用性が確認できれば順次地域を拡大する予定。
FIRM会長にアステラスの志鷹氏
再生医療イノベーションフォーラム(FIRM)は6月19日、同日付で代表理事会長にアステラス製薬専務担当役員研究担当の志鷹義嗣氏が就任したと発表した。前会長を務めたジャパン・ティッシュエンジニアリングの畠賢一郎社長は代表理事副会長に就く。