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製薬業界 きょうのニュースまとめ読み(2023年6月9日)

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アステラス、抗Claudin18.2抗体ゾルベツキシマブを申請

アステラス製薬は6月9日、抗Claudin18.2抗体ゾルベツキシマブを日本で申請したと発表した。適応は「Claudin18.2陽性、HER2陰性の切除不能な局所進行性または転移性胃腺がんおよび食道胃接合部腺がん」。申請は、mFOLFOX6療法との併用で無増悪生存期間(PFS)と全生存期間(OS)の有意な延長を示した臨床第3相(P3)「SPOTLIGHT試験」と、CAPOX療法との併用でPFSの有意な延長を示した同「GLOW試験」の結果に基づく。同薬はがん細胞表面のClaudin18.2に結合し、2つの異なる免疫系経路を活性化することで細胞死を誘導する。

 

塩野義「ゾコーバ」本承認へ申請…発症予防ではP3開始

塩野義製薬は6月9日、新型コロナウイルス感染症治療薬「ゾコーバ」(一般名・エンシトレルビル フマル酸)について、本承認取得に向けた承認申請を行ったと発表した。同薬は昨年11月、有効性が「推定」されるとして緊急承認を取得しており、本承認に向けては期限である1年以内に有効性が「確認」できるデータをもとに申請を行う必要があった。塩野義はまた、同薬の発症抑制効果を検証するグローバルP3試験を開始したことも発表。試験は、日本と米国を中心に実施し、初発患者の家庭内同居者2200人を被験者として登録する予定。

 

ラクオリア・あすか、イオンチャネル標的創薬の共同研究終了

ラクオリア創薬とあすか製薬は6月9日、特定のイオンチャネルを標的とした創薬に関する共同研究を終了すると発表した。両社は2019年7月から共同研究を行っているが、その成果に基づく発展的な共同研究について協議した結果、共同研究契約を終了することで合意した。研究成果はラクオリアに帰属し、同社が単独で創薬に向けた研究開発を進める。

 

新日本科学、経鼻片頭痛薬開発の米サツマ買収

新日本科学は6月9日、米バイオベンチャー、サツマ・ファーマシューティカルズの株式公開買い付けが完了したと発表した。サツマは8日付で新日本科学の完全子会社となった。買収額は2770万ドル(約38.6億円)。サツマは新日本科学の経鼻投与技術を応用した片頭痛治療薬「STS101」を開発しており、今年3月に米FDA(食品医薬品局)に申請した。同薬の審査終了目標日は来年1月17日に設定されている。

 

AnswersNews編集部が製薬企業をレポート

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