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製薬業界 きょうのニュースまとめ読み(2023年6月6日)

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富士フイルム、東京にバイオCDMO販売会社を設立

富士フイルムは6月6日、日本・アジア向けにバイオCDMOサービスを提供する販売会社「富士フイルム・ダイオシンス・バイオテクノロジーズ・ジャパン(FDBJ)」を東京に設立したと発表した。欧米を中心に事業展開するグループのバイオCDMO中核会社「フジフイルム・ダイオシンス・バイオテクノロジーズ(FDB)」の海外拠点と連携し、日本とアジアの製薬企業やベンチャー企業にバイオ医薬品のプロセス開発・製造受託サービスを提供。日本・アジア市場でのCDMOビジネスの拡大を目指す。来月3日に営業を始める予定。

 

武田 アラート機能など備えた「デジタル廃棄ボックス」の提供開始、タクザイロ使用患者に

武田薬品工業は6月6日、遺伝性血管性浮腫治療薬「タクザイロ」を使用している患者を対象に、「デジタル廃棄ボックス」の提供を本格的に開始したと発表した。投与後に薬剤のシリンジや針をまとめて廃棄できる箱状の機器で、打ち忘れ防止のアラート機能や治療実施率のレポート機能、看護資格者からのサポート機能を備えている。取り組みは、武田製品を使用する患者向けのサポートプログラム「TOMO」の一環。TOMOはタクザイロのほか、血友病A治療薬「アドベイト」「アディノベイト」、短腸症候群治療薬「レベスティブ」など複数の製品で展開されており、これらの薬剤でもデジタル廃棄ボックスのパイロット運用を実施中。今後、本格展開を検討する。

 

エーザイ、ランサムウェア被害

エーザイは6月6日、グループの一部サーバーでランサムウェアの被害が発生したと発表した。ランサムウェアは、データを暗号化し、身代金を要求するマルウェアの一種。被害を確認したのは今月3日深夜で、エーザイは外部専門家の協力を得て調査を行うとともに、全社対策本部を立ち上げて復旧対応を進めている。

 

小野薬品 グループで生成AIの利活用開始

小野薬品工業は6月6日、国内外のグループ全体で生成AIの利活用を開始したと発表した。米OpenAIの生成AI「ChatGPT」と同様の対話型AIを用意し、資料の作成・要約、アイデアの壁打ち、問い合わせ対応などに活用。日本マイクロソフトのクラウドサービス「Azure OpenAI Service」を利用することでAIとのやり取りを自社環境内に留めるなど、情報セキュリティを担保している。研究や開発、営業では、社内データや既存システムとの連携による高度な活用の検討も進めている。

 

キッズウェル 新社長に紅林事業開発本部長

キッズウェル・バイオは6月6日、今月29日付で谷匡治社長が退任し、後任に執行役員・事業開発本部長の紅林伸也氏が就任する人事を発表した。同日開催の株主総会を経て正式に決定する。社長交代の理由について同社は「2022年5月に策定した中期経営計画の達成をより確実なものとするため」としている。紅林氏は証券会社などを経て15年に再生医療推進機構(現セルテクノロジー)に入社。19年にキッズウェルが同社を買収したのを機に、キッズウェルの事業開発本部長に就任した。46歳。

 

ファイザーのリツキシマブBS、ループス腎炎への適応拡大申請

ファイザーは6月5日、抗CD20抗体「リツキサン」(一般名・リツキシマブ)のバイオシミラー「リツキシマブBS点滴静注『ファイザー』」について、「既存治療で効果不十分なループス腎炎」への適応拡大を申請したと発表した。承認されれば7つ目の適応となる。

 

AnswersNews編集部が製薬企業をレポート

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