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製薬業界 きょうのニュースまとめ読み(2023年3月24日)

更新日

 

公取委、医薬品卸5社に課徴金6億2700万円…国病機構発注の入札で談合

国立病院機構が発注した医薬品の入札で談合を行ったとして、公正取引委員会は3月24日、医薬品卸5社に対し、独占禁止法違反(不当な取引制限の禁止)で総額6億2728万円の課徴金納付命令と再発防止を求める排除措置命令を出した。命令を受けたのは、▽フォレストホールディングス(HD)傘下のアステム(大分市)=課徴金額1億9119万円▽スズケン傘下の翔薬(福岡市)=1億3328万円▽東邦HD傘下の九州東邦(同)=1億2759万円▽富田薬品(熊本市)=1億2445万円▽アルフレッサHD傘下のアルフレッサ(東京都千代田区)=5077万円――。

5社はメディパルグループのアトル(福岡市)とともに、国病機構の九州エリアの病院が調達する医薬品の入札で、遅くとも2016年6月以降、会合を開くなどして受注予定者を決めていた。アトルは課徴金減免制度に基づいて違反を最初に申告したため処分を免れた。

 

武田、大阪工場に血漿分画製剤の製造施設…投資額1000億円規模

武田薬品工業は3月23日、大阪工場(大阪市)の敷地内に血漿分画製剤の製造施設を建設すると発表した。1000億円規模の投資を計画しており、2030年ごろの稼働を予定している。血漿分画製剤の需要は大幅に増加しており、武田は国内で今後5年以内に適応拡大を含め5つの血漿分画製剤の承認取得を見込んでいる。新製造施設の建設によって生産能力を現在の5倍に引き上げ、需要増に対応する。現在、国内向け血漿分画製剤の製造を行っている成田工場(千葉県成田市)については「維持管理に必要な投資を行いながら、新工場稼働を見据えて引き続き製造を担う」としている。

 

「エンスプリング」先駆的医薬品に指定

中外製薬は3月24日、自社創製のpH依存的結合性抗IL-6レセプター抗体「エンスプリング」(一般名・サトラリズマブ)が、先駆的医薬品に指定されたと発表した。対象疾患は、抗ミエリンオリゴデンドロサイト糖タンパク質抗体関連疾患(MOGAD)と自己免疫介在性脳炎(AIE)。いずれも承認された治療薬はなく、現在、グローバル臨床第3相(P3)試験が行われている。

 

第一三共、地震被災のトルコ・シリアに「クラビット」など寄付

第一三共は3月24日、トルコ・シリア地震の被災者に対する支援として、抗菌薬「クラビット錠500mg」とアドレナリン製剤「ボスミン注1mg」、抗プラスミン剤「トランサミン注5%」を寄付することを決め、トルコに向けて搬出したと発表した。駐日トルコ大使館と在トルコ日本大使館から要請を受けた。

 

電通デジタルとDeNA、RWD活用し製薬向けソリューション

電通デジタルとディー・エヌ・エー子会社のDeSCヘルスケアは3月24日、リアルワールドデータを活用した製薬・ヘルスケア企業向けソリューションの提供を開始したと発表した。DeSCヘルスケアが解析したリアルワールドデータをもとに、電通デジタルがペイシェント・ジャーニーを精緻化。治療体験の中で障壁となるポイントを特定し、患者支援プログラムの提供などにつなげる。

 

AnswersNews編集部が製薬企業をレポート

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