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製薬業界 きょうのニュースまとめ読み(2023年3月23日)

更新日

 

小野薬品、マクロファージ標的がん免疫抗体の創製へ英社と提携

小野薬品工業は3月23日、がん免疫領域でマクロファージの新規標的を対象とした抗体医薬の創製を目指し、マクロファージ創薬を手掛ける英Macomicsと創薬提携契約を結んだと発表した。Macomicsが独自の創薬プラットフォーム技術を使って同定・検証したマクロファージに対する医薬品候補を創製。小野は候補化合物を全世界で独占的に開発・商業化するためのオプション権を取得する。対価として、小野は契約一時金、研究開発費、開発・売上高の進捗に応じたマイルストン、売上高に応じたロイヤリティを支払う。

 

小野薬品、MOLCUREと提携…AI創薬で新規抗体創出

小野薬品工業は3月23日、AI創薬ベンチャーのMOLCURE(川崎市)と創薬提携契約を結んだと発表した。MOLCUREは、自社のAI創薬プラットフォームを活用し、小野が開発を目指す複数の標的に対する抗体の創製に取り組む。小野は提携で得られた抗体医薬の候補を全世界で独占的に開発・商業化するオプション権を取得。契約一時金、研究資金、開発・売上高に応じたマイルストン、ロイヤリティをMOLCUREに支払う。

 

住友ファーマ ベトナムでAMR対策、国際医療研究センターとサーベイランス研究

住友ファーマは3月23日、国立国際医療研究センターと協力し、ベトナムで薬剤感受性サーベイランス研究を開始したと発表した。両者がベトナムで同研究を行うのは2019年に続いて2回目。1回目の研究では、10病院から計1200株を超える重要グラム陰性桿菌4菌種の新鮮臨床分離株を収集し、ベトナムで主に使用される抗菌薬への感受性を測定した。研究を通じて明らかになった薬剤耐性(AMR)の状況は医療機関に共有され、抗菌薬の適正使用に役立てられている。2回目となる今回は参加施設を11病院に拡大。より現地の医療ニーズに沿った研究内容へと見直し、社会実装を重視した体制で行う。

 

「オプジーボ」韓国で食道がん1次治療への適応拡大が承認

小野薬品工業は3月23日、免疫チェックポイント阻害薬の抗PD-1抗体「オプジーボ」(一般名・ニボルマブ)について、韓国で「切除不能な進行または転移性食道扁平上皮がんの1次治療」への適応拡大が承認されたと発表した。承認されたのは、抗CTLA-4抗体「ヤーボイ」(イピリムマブ)との併用療法と、フルオロピリミジン系およびプラチナ系薬剤を含む化学療法との併用療法。同適応では、日本や欧米でも承認を取得している。

 

興和 リパスジル塩酸塩、フックス角膜内皮変性症のグローバルP3開始

興和は3月22日、フックス角膜内皮変性症治療薬として開発しているRhoキナーゼ阻害薬「K-321」(リパスジル塩酸塩水和物)のグローバル臨床第3相(P3)試験を開始したと発表した。デスメ膜剥離手術後にK-321を投与した際の有効性と安全性をプラセボと比較して評価する。リパスジル塩酸塩はデ・ウエスタン・セラピテクス研究所が創製した薬剤で、緑内障・高眼圧症治療薬「グラナテック点眼液」として2014年に興和が発売した。

 

千寿製薬、ドライアイ治療薬の国内P3試験開始

千寿製薬は3月22日、ドライアイ治療薬「SJP-0132」の国内P3試験を開始したと発表した。同薬は持田製薬が創製。千寿は持田とライセンス契約を結び、新規作用機序のドライアイ治療薬として開発を進めてきた。

 

小林化工、医薬品製造販売業許可廃止へ

小林化工は3月22日、製造販売承認を有する医薬品について、今月31日付で薬価削除、4月1日付で承認整理を行い、医薬品製造販売業許可を廃止すると発表した。許可廃止後も、抗真菌薬イトラコナゾール錠への睡眠導入剤混入による健康被害への補償は続ける。

 

AnswersNews編集部が製薬企業をレポート

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