
小野薬品、米ベンチャーからがん領域の創薬プログラム取得
小野薬品工業は1月25日、米バイオベンチャーのKSQセラピューティクスと、同社の複数の早期創薬プログラムを取得する契約を結んだと発表した。取得するのは、DNA損傷応答に関わる新規治療標的の情報と関連する研究資産。小野は、これらをもとに創製した医薬品候補について、全世界で独占的に開発・商業化する権利を保有する。KSQには、一時金と研究・開発の進捗に応じたマイルストンとして最大数千万ドル、販売マイルストンとして最大数億ドルを支払うほか、売上高に応じたロイヤリティを支払う。
わかもと、眼科医療機器をコプロ
わかもと製薬は1月24日、医療機器メーカーのルミナス・ビー ジャパンと同社の眼科医療機器「オプチライト」を同日からコ・プロモーションすることで合意したと発表した。オプチライトは眼科領域に特化したインテンス・パルス・ライト治療機。マイボーム腺機能不全症候群を伴うドライアイの治療を目的に、昨年12月に承認された。両社は昨年10月から、別の医療機器でもコプロを行っており、わかもとは眼科領域で製品ラインナップの拡充を図っている。
決算
米ジョンソン・エンド・ジョンソン(2022年12月期、1月24日発表)
医薬品事業の売上高は525億6300万ドル(約6兆8500億円、前期比1.7%増)。多発性骨髄腫治療薬「ダラザレックス」が前期比32.4%増の79億7700万ドルを売り上げたほか、乾癬・クローン病治療薬「ステラーラ」や前立腺がん治療薬「アーリーダ」などが堅調だった。新型コロナウイルスワクチンの売上高は21億7900万ドルで、前期から8.6%減少した。他事業を含む全社の売上高は949億4300万ドル(1.3%増)、純利益は179億4100万ドル(14.1%減)。23年12月期は全社で969億~979億ドルの売り上げを見込む。
AnswersNews編集部が製薬企業をレポート
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