メディパル 希少疾病用薬を患者の自宅に配送、宮崎で実証実験
メディパルホールディングスは1月18日、希少疾病用医薬品を患者の自宅に配送する実証実験を宮崎県で開始したと発表した。医療機関で調剤された医薬品を特殊梱包を使って患者宅に届けるサービスの検証を、昨年9月から宮崎市で行っている。実証実験で得たノウハウをもとに、品質管理を担保した上で個人宅に配送するサービスを全国で行える体制を整備する。
SaMD評価、ワーキンググループで検討…24年度改定に向け中医協
中央社会保険医療協議会(中医協)は1月18日、2024年度の診療報酬改定に向け、プログラム医療機器(SaMD)の評価のあり方を検討するワーキンググループを設置することを決めた。ワーキンググループは、保険医療材料等専門組織の下に設置。評価体系を検証し、今後のあり方を検討する。
カイオム、中国企業とのライセンス契約終了
カイオム・バイオサイエンスは1月17日、中国のShanghai Henlius Biotechと2021年1月に締結した抗TROP2抗体「LIV-2008/LIV-2008b」のライセンス契約を終了すると発表した。カイオムはHenliusに中国、台湾、香港、マカオでの開発・製造・販売権をサブライセンス権付きで許諾し、その他地域でのオプション権を付与したが、Henliusは事業戦略上の判断で開発を行わないことにした。カイオムは新たな導出先を探す。
ペプチドリーム、22年12月期業績予想を上方修正
ペプチドリームは1月18日、2022年12月期の業績予想について、売上収益を従来予想比23億円増の268億円に上方修正したと発表した。PDC(ペプチド薬物複合体)に関する新たな共同研究契約が予想を上回る収益貢献となったことなどを反映した。コア営業利益も従来予想から28億円増の94億円に引き上げた。売上収益とコア営業利益以外の項目については「現在精査中で、確定次第開示する」としている。