今年の薬価調査、平均乖離率は約7.0%
厚生労働省は12月2日、今年9月取引分を対象に行った医薬品価格調査の結果、平均乖離率(医療用医薬品の市場実勢価格と薬価の差)が約7.0%(速報値)だったと発表した。2021年の前回調査から0.6ポイント縮小し、初の中間年改定に向けた前々回の調査(20年)を1.0ポイント下回った。後発医薬品の数量シェアは約79.0%で、昨年の前回調査と同じだった。乖離率が判明したことを受け、2回目の中間年改定となる23年度改定に向けた議論は年末にかけて大詰めを迎える。詳しくはトピックスで。
持田、抗IL-23p19抗体ミリキズマブをリリーから導入
持田製薬は12月2日、日本イーライリリーが開発している抗IL-23p19抗体ミリキズマブに関するアライアンス契約を結んだと発表した。リリーが日本で承認取得後、同社から製品供給を受けた持田が流通と販売、情報提供活動を行う。同薬は潰瘍性大腸炎やクローン病などの適応で開発後期の段階にある。持田は潰瘍性大腸炎治療薬のラインナップを拡充し、リリーは消化器領域で実績のある持田と提携することで市場浸透を図る。