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製薬業界 きょうのニュースまとめ読み(2022年12月1日)

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持田、潰瘍性大腸炎治療薬の販売権取得…フェリングが申請中

フェリング・ファーマと持田製薬は12月1日、フェリングが潰瘍性大腸炎治療薬として申請中の「FE999315」について、持田に国内での販売権を許諾する契約を結んだと発表した。フェリングが承認を取得した後、持田が流通と販売を担当する。同薬は、局所作用型ステロイドのブデソニドを有効成分とする経口薬。患部で有効成分を長時間かつ広範囲に放出するよう設計されている。海外60カ国以上で承認済み。潰瘍性大腸炎治療薬「リアルダ」などを持つ持田は、消化器領域の製品ラインアップを強化する。

 

MeijiSeikaファルマ、小田原工場を分社化

MeijiSeikaファルマは12月1日、小田原工場(神奈川県小田原市)を分社化し、製造子会社「MeijiSeikaファルマテック」(同市)を設立したと発表した。来年4月1日に営業を開始する。分社化によって自律的・戦略的な工場経営を行い、コスト競争力を高める狙い。

 

大正製薬、抗TNFαナノボディ製剤「ナノゾラ」を発売

大正製薬は12月1日、4週1回投与の抗TNFαナノボディ製剤「ナノゾラ皮下注」(一般名・オゾラリズマブ)を発売したと発表した。適応は「既存治療で効果不十分な関節リウマチ」。2015年にベルギーのAblynxから導入した低分子抗体で、2つの抗TNFαナノボディと抗血清アルブミンナノボディが融合した三量体構造を持つ。薬価は30mg0.375mL1筒11万2476円。ピーク時に91億円の売り上げを見込む。9月にはオートインジェクター製剤を申請した。

 

ヘリオス、住友ファーマにユニバーサルドナーセルを提供

ヘリオスは12月1日、自社開発したユニバーサルドナーセル(UDC)を住友ファーマに提供すると発表した。住友ファーマは、眼科領域を含む3領域で利用可能性を検討する研究を行う。UDCは、遺伝子編集技術によってHLA型に関わりなく免疫拒絶のリスクを低減した次世代iPS細胞。ヘリオスは提供に対する対価を受け取る。

 

再生医療ベンチャーのサイフューズが東証グロースに上場

再生医療ベンチャーのサイフューズが12月1日、東証グロース市場に上場した。初値は1720円と公開価格を6.2%上回り、1814円で初日の取引を終えた。同社は、バイオ3Dプリンティング技術を応用して患者の細胞だけを使った立体的な組織や臓器を開発するベンチャー企業。再生医療や創薬支援を手掛けており、外傷性末梢神経損傷に対する再生医療等製品の医師主導治験を進めている。上場に伴って開示した2022年12月期の売上高予想は3億6700万円(前期比48.2%減)、営業利益は5億円の赤字(前期は7000万円の黒字)。

 

イワキ、一般用医薬品の卸売から撤退

アステナホールディングス(HD)は12月1日、子会社のイワキが一般用医薬品を中心とする卸売分野から撤退すると発表した。同分野は不採算が続いており、構造改革を続けてきたが、業績の改善は厳しいと判断した。2021年11月期の同分野の売上高は71億6800万円で、連結売上高の9.9%を占めている。

 

3H 生体試料を訪問して回収、難病研究を促進

3Hメディソリューション(東京都豊島区)は11月30日、医療研究に検体の提供を希望する患者の自宅を医療従事者が訪問し、検体を回収する取り組みを始めたと発表した。従来は来院が必要だったが、今回の取り組みによって地理的条件に縛られず生体試料を収集できるようになる。同社は2019年から、希少疾患や難病の研究を促進するため、研究に協力したい患者と検体を必要とする研究者をつなぐ取り組みを行っている。地方在住の患者からも協力の希望があったため、訪問して回収する仕組みを整えた。

 

AnswersNews編集部が製薬企業をレポート

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