
中外 横浜の新研究所が完成、来年4月稼働
中外製薬は10月18日、横浜市に建設していた新研究拠点「中外ライフサイエンスパーク横浜」が完成したと発表した。富士御殿場研究所(静岡県御殿場市)と鎌倉研究所(神奈川県鎌倉市)に分散していた創薬研究機能を集約し、従業員約1000人が働く中核研究拠点として2023年4月に稼働する。新拠点ではAIやロボティクス技術を活用して生産性向上に取り組むほか、中分子化合物の製剤研究も行うという。総投資額は1718億円。
BuzzreachとDCTジャパン、訪問治験業務の効率化などで協業
Buzzreach(東京都品川区)は10月18日、インテグリティ・ヘルスケア傘下で訪問治験(ナーシング)サービスを手掛けるDCT Japan(東京都中央区)と分散型臨床試験(DCT)領域で戦略的協業を開始したと発表した。Buzzreachが提供する臨床試験実施施設向け業務管理システム「Study Works」を使って訪問治験業務の効率化を目指すほか、両社の医療機関・医療従事者ネットワークを活用し、共同でeリクルートメント事業のインフラ整備とサービスの提供を行う。Buzzreachは今月6日、MICIN(東京都千代田区)ともDCT領域で協業している。
ヘリオス、佐竹マルチミクスと資本業務提携
ヘリオスは10月18日、撹拌機メーカーの佐竹マルチミクス(埼玉県戸田市)と資本業務提携を結んだと発表した。来月7日に同社を引受先とする第三者割当増資を行い、約9500万円を調達する予定。ヘリオスは、再生医療等製品として開発中の他家iPS細胞由来NK細胞(eNK細胞)の製造に佐竹マルチミクスの培養装置を利用しており、提携を通じて装置の改良に向けた検討を共同で行う。
AnswersNews編集部が製薬企業をレポート
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