ファイザー、5~11歳用のBA.4/BA.5対応コロナワクチンを申請
ファイザーは10月13日、オミクロン株のBA.4/BA.5に対応した5~11歳の小児向け新型コロナウイルスワクチンを申請したと発表した。起源株との2価ワクチン。ファイザーのBA.4/BA.5対応ワクチンは、12歳以上の追加免疫を対象に今月5日に承認を取得している。
CDMOの独アドラゴス、埼玉・川越のサノフィの製造拠点を取得
ドイツのCDMOアドラゴス・ファーマは10月13日、埼玉県川越市にあるサノフィの医薬品製造拠点を買収すると発表した。買収額は非開示。アドラゴスは同拠点でサノフィ製品の製造を続けながら、国内外で新規顧客を開拓し、日本事業の拡大を目指す。同拠点で働くサノフィの従業員は全員がアドラゴスに移るという。アドラゴスは現在、ドイツ、フランス、日本に生産拠点を持つ。日本では07年にベーリンガーインゲルハイムから茨城県取手市の工場を取得し、包装工程の受託ビジネスを展開している。
Meiji、がん免疫複合療法で京大と共同研究…年度内に医師主導治験開始
MeijiSeikaファルマは10月13日、光感受性物質「レザフィリン」を使った光線力学的療法(PDT)と免疫チェックポイント阻害薬を併用するがん免疫複合療法を京都大と開発すると発表した。昨年11月から共同研究を行っており、今年度中に医師主導治験を開始する。
アステラス ゲームアプリで歩行習慣のデータ解析
アステラス製薬は10月13日、北海道、青森県と協力し、スマートフォン向けゲームアプリ「ムーミンムーブ」を通じて歩行習慣に関するデータを取得・解析する取り組みを行うと発表した。医薬品以外のサービス・製品を提供する「Rx+事業」の一環。北海道と青森県が住民にアプリを案内し、アステラスがアプリ利用者の行動データを解析する。解析結果は両自治体に提供され、歩行促進や健康増進に役立ててもらう。ムーミンムーブは、利用者が歩くことでムーミンの世界観を楽しむことができるゲーム。アステラスは開発元のTribered Oy(フィンランド)と提携し、ゲームデータを研究目的に利用する契約を結んでいる。