帝國製薬、漢方から撤退…取り扱い全品目の販売中止
帝國製薬は10月11日、漢方製剤・生薬製剤の販売を中止すると発表した。グループ会社・帝國漢方製薬での製造は来年6月で終了し、在庫がなくなり次第、取り扱う全49品目の販売を中止。漢方事業から撤退する。経過措置期間の満了は2024年3月末を予定しており、それ以降は保険で使用することができなくなる。
大塚、統合失調症患者向けVRの提供開始…社会復帰を支援
大塚製薬は10月10日、VR(仮想現実)を活用した統合失調症患者向けのソーシャルスキルトレーニング支援プログラム「FACEDUO(フェイスデュオ)」の提供を開始すると発表した。17日から申し込み受付を始める。医療・福祉分野でVRサービスを展開するジョリーグッド(東京都中央区)との共同事業。コンビニや職場といった日常場面を再現したVR映像で対人関係などに関する訓練を行い、患者の社会復帰を支援する。
シミックHD、診療支援プラットフォームのノックオンザドアを子会社化
シミックホールディングス(HD)は10月11日、診療支援プラットフォームを展開するノックオンザドア(東京都新宿区)を連結子会社化すると発表した。同社が行う第三者割当増資を引き受け、議決権の51.7%を取得する。ノックオンザドアは現在、てんかん患者・家族向けの記録アプリ「nanacara」と同アプリのデータを閲覧できる医師向けサービスを展開している。シミックHDは、これらを取り込むことでデジタルプラットフォームを強化し、医療機関・医療従事者との連携を深化させるとともに、患者・家族のサポートや臨床試験への活用など既存事業とのシナジー創出を目指す。